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2005年 11月 16日撮影 |
■大分県大野川水系大野川の上流に「白水溜池堰堤」、通称「白水ダム」がありました。 ■明治以降の近代化遺産として平成11年に国の重要文化財に指定されただけあって、白い水が流れる姿が見えた時、「おお〜」と思わず声が出てしまいました。晩秋の太陽が傾きはじめた頃に到着したため、堰堤前面が陰になっていましたが、白く泡立つ美しさは感動的でした。 |
■この堰堤は、大分県の農業土木技師である小野安夫氏の設計・施工監督により、昭和9年に着手され昭和13年に完成しました。竹田市片ケ瀬地区と豊後大野市緒方町の田畑約400ヘクタールに農業用水を供給しています。堰堤の長さ87m、高さ14m、貯水量60万立方メートル。 |
■特徴は堰堤の全面を水が流れ落ちるように設計されていることと、左右岸に施された優美な曲線形状にあります。 ■右岸はいわゆる武者返し風に滑らかな曲線を描いています。 |
■左岸は西洋建築の階段のように石積みが強調され、右岸の曲線と好対照を成しています。 |
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