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 神戸異人館点描 2005年 5月 + 1975年
大学の同窓会に出席した折り、約20年ぶりに京都の真如堂を訪れました。雨が降っていて、いい写真は撮れませんでしたが、私としてはちょっとしたセンチメンタルジャーニーになりました。 (2005/5/22)
小雨のなか山門をくぐり石段を上がると、右手に「三重の塔」、左手に「茶所」、正面に「講堂」がしっとりと佇んでいました。(2005/5/22)
 
振り返ると山門の朱が目に付きます。右には秋に美しく色づく楓が三重の塔の前にありました。(2005/5/22)
 
■30年前に撮った写真と今回撮った写真を較べてみました。さすが、千年の都だけあって、30年ぐらいでは変わっていません。
■ここからは、少々、思い出話に付き合ってください。右側の30年前の写真はキズがついたり色が褪せたりしているので悪しからず。
右は30年前に三重の塔を背景に悪友達と一緒に撮った写真です。塔や手水舎のたたずまいは全く変わっていませんね。
2005年5月22日 1975年 (30年前)
茶所の建物を較べると、赤松の大木が無くなっていることと、屋根瓦が葺き替えられていることが分かりますね。
大学生の時(1975年)、この茶所の前には床几が二つ置いてあり、観光客に抹茶を振る舞っていました。そのお茶を出していたお婆さんに、この辺りで下宿屋はないかと尋ねたところ、この茶所に六畳がひと間だけ空いているから貸すと言うので、1年間住むことになりました。
2005年5月22日 1975年 (30年前)
右は床几に座った悪友達です。
この「茶所」でお婆さんは、毎朝茶所に奉られた大きな座像に向かって念仏を唱え、夕方の6時に鐘楼で鐘を突くことを日課にしていました。
2005年5月22日 1975年 (30年前)
右は30年前に茶所でセルフタイマーで撮った写真です。30年前には床几がありましたが、今回は見あたりませんでした。
茶所はその名の通り参拝客に茶の接待をするのですが、茶を所望する客はまれにしか現れません。六畳の自室でのんびりしていた時、お婆さんに呼ばれ、門前の駄菓子屋に茶菓子を買いに走ったことがありました。客はめったに来ないので茶菓子の買い置きがないということでした。
2005年5月22日 1975年 (30年前)
右は30年前に茶所の床几から手水舎を見るアングルです。
茶所には土間があり昔ながらの釜戸で湯を沸かしていました。夏のある日の夜中に土間の木戸を開けると、湯気が立ち込め大きなタライでお婆さんが行水の最中でした。釜戸で大きな釜に湯を沸かして水浴びをしているのでした。薄暗い土間だったので軽く挨拶して、そそくさと六畳の間に上がり込んだものでした。
2005年5月22日 1975年 (30年前)
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