■青森県写真集■
青森県津軽地方の 『津軽奥座敷 』 と呼ばれる地域の写真を集めたページです。
2006年、2007年、2008年の3年間に撮影しました。
<津軽点描> 青森県 2006年 12月 23日撮影
特別な思いを持たずに漫然とドライブして「津軽の奥座敷」大鰐と碇ヶ関まで足を伸ばしました。
鰺ヶ沢から弘前を抜け、秋田県境の矢立峠を越えてみました。長走風穴館がありましたが、冬ごもり中でした。雪の積もった歩道を歩くと、木に付いた溶けかけの雪片とボタン雪が落ちてきてビショビショになってしまった。少々暖冬傾向です。
大鰐の地域交流センター「鰐come」で、豆もやしソバを食べました。
大鰐温泉もやしは、江戸時代からの伝統もやし。豆もやしは細さとシャキシャキの歯ごたえが特徴。
大鰐町のシンボルは「ワニ」とスキーですか? 弘南鉄道「大鰐駅」とJR奥羽本線「大鰐温泉駅」が併設されていました。。
「津軽の奥座敷」大鰐温泉郷のさらに奥にある「碇ヶ関」。関所は厳重で厳しい仕置きで名を馳せたそうです。
ここにも良い温泉がありました。ボタン雪が冷たい露天風呂でしたが、独り占めは贅沢でした。関の湯。
<白岩森林公園> 青森県平川市 2007年 3月 17日撮影
凝灰岩の肌色が雪と見紛うばかりの白さだという白岩森林公園に行ってみた。
真っ白な凝灰岩は雪に覆われてほとんど見えませんでしたが、片鱗をかいま見ることが出来ました。
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鹿児島のシラス台地のように崩れやすい岩の質なので、至る所で治山工事をしていました。
春の兆し。
<浄仙寺> 青森県黒石市黒森山 2007年 7月 15日撮影
八甲田山から黒石に向かって国道394号線を走っていると「花菖蒲」という看板に誘われて浄仙寺に行った。
樹木に囲まれた境内で明るい花園が広がっていました。
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花菖蒲の大ぶりの花が美しく咲き競っていました。
よく手入れされた山寺。
<大川原火流し> 青森県黒石市大川原 2007年 8月 16日撮影
「大川原火流し」は奇習、奇祭と呼ぶにふさわしい。
カヤとワラで作った舟を、舟子数名が曳きながら川を下る。
舟は、稲の早生(ワセ)、中生(ナカ)、晩生(オクテ)に見立てた3艘で、来年の豊凶を占う。
朝から各戸が集めたアシガヤとワラを使って舟を作る。
スゲ笠と野良着にすね当てをした舟子が早瀬や淵を懸命に舟を曳き、岸から村衆が笛太鼓と「ガンバレー」と声で励ます光景は、山奥の集落の厳しさと暖かさが交錯する。
■大川原集落は、南北朝時代に落人が移り住んだ集落だといわれている。この夜、自分で27代目だという住人と話をした。8月16日は後醍醐天皇の命日に当たり、650年以上にわたって絶えることなく火流しが行われているそうだ。灯火管制が厳しかった太平洋戦争中も中止しなかったとのことだ。
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大川原集落の上流端で早朝から舟作りに精を出していた。
テキパキと手が動いていく。
帆柱が自立した。
舟が完成。散らかったカヤ、ワラをかたづける者。舟子が曳く縄を取り付ける者。
ワラをあつかう手慣れた手。
完成して夜を待つ。
火流しの神事の前に、余ったワラ・カヤに火がつけられた。
火流しの前に川に入って水の感触を楽しむ。テレビの取材を受けていた。
スゲ笠と野良着姿の舟子のシルエットが物思いにふけるようだ。
神事。火流しを待つ人々。
舟に点火。
帆柱の先に火を受け、流れに曳き入れられる3艘の舟。
流れに入っていく舟と舟子。  (左の小さな写真にカーソルを置くと右の写真が入れ替わります。)




不如意な川の流れと川底のため悪戦苦闘している舟子たち。  (左の小さな写真にカーソルを置くと右の写真が入れ替わります。)




火を消さないよう悪戦苦闘する舟子たち。  (左の小さな写真にカーソルを置くと右の写真が入れ替わります。)




深みに足を取られて大変そう。橋の上から「ガンバレー」と黄色い声が飛ぶ。  (左の小さな写真にカーソルを置くと右の写真が入れ替わります。)




<雪下ろし> 青森県黒石市大川原 2008年 1月 19日撮影
夏に火流しを見た大川原集落を通ったところ、屋根の雪下ろしをしていた。  →2007年8月16日 大川原火流し
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バス停とカーブミラーも雪に埋まっていた。
この冬初めての雪下ろしだそうです。
雪の白さに映える蔵の色合い。
<雪の高照神社> 青森県弘前市高岡 2008年 2月 3日 撮影
高照神社は、津軽四代藩主信政を葬送するため、五代藩主信寿が正徳元年(1711年)に社殿を造営したのが始まり。
明治10年には、藩祖為信が合祀された。
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拝殿に向かって一本道が除雪されていた。雪の造形が面白い。
本殿は深い雪の中。
ペガサスのように雪をまとった馬像。津軽家の家紋は牡丹だった。
<青荷渓谷> 青森県黒石市沖浦 2008年 10月 18日撮影
青荷川を遡って青荷温泉で湯につかれば気持ちが良いだろうということで挑戦した。
いくつか滝があるということだったが、一つ目の滝を見て引き返した。
看板にあるとおり、かつての歩道は崩れて沢屋でなければ遡行できない状態だった。
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青荷温泉さんが掲示した立て札。
わずかに残った歩道の痕跡を辿る。
大きく迂回して一つ目の滝に辿り着いた。
晴天続きだが水量豊。
深い渓谷の底に時折届く陽光。
<青荷温泉> 青森県黒石市沖浦青荷澤滝ノ上 2008年 10月 18日撮影
ランプの宿として有名な青荷温泉に行ってみた。
秘湯中の秘湯というイメージから、薄暗く野趣溢れる空間を想像していたが、管理が行き届いた空間にホッとした。
人に向けなければ撮ってもよいということだったで、空いた時間に急いで写真を撮りました。
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国道102号から青荷温泉への道沿いにはたくさんのメッセージが立っている。 → 意味の試み ^^;  (写真をクリックしても大きくなりません)
眼下に青荷が見える。
ちょうど紅葉が青荷温泉まで降りてきていた。
よぐきたねし。
温泉の帳場。
ランプの宿。
ランプの管理。
露天風呂。
子宝の湯は樽。
滝見の湯。竜神の湯に替わって平成17年に出来たそうだ。
健六の湯。
<紅葉・浅瀬石川渓谷> 青森県平川市浅瀬石川 2008年 10月 25日撮影
毎週紅葉を期待して走り回っていると、期待を裏切る自然の所作に感動させられたり落胆したりする。
先週は何の変哲もない光景だったところが、紅葉によって目の覚める光景に変身ししている。
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浅瀬石川ダムの上流、浅瀬石川渓谷が紅葉の盛りだった。
国道102号と454号の分岐付近に巨大な岩塔がある。
岩塔の中段より上の方がちょうど良い紅葉になっていた。
十和田湖外輪山の滝ノ沢峠への路沿いでは高木は既に落葉し、低木が鮮やかな色を残していた。
高原開拓地善光寺平から十和田湖外輪山を遠望した。葉を落としたブナの間にカラマツの黄葉が姿を見せていた。
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