■青森県写真集■
<龍飛埼灯台> 青森県外ヶ浜町三厩 龍飛崎 2008年 7月 13日撮影
龍飛埼灯台が公開されていた。
灯台の内部はシンプルなものだった。

灯台の初点の日付を記した「銘板」に記載された「龍飛●灯台」(●は土・立・可の「さき」)を見て、改めて「たっぴざき」の表記について考えた。
じつは、青森県に来た2年前から「たっぴ」に関わる漢字表記について、定まらない思いをさせられている。
目に付く道路標識でも「龍飛」と「竜飛」が用いられている。
「竜」が当用漢字で選ばれた字体であるのに対し、「龍」はいわゆる旧字とされたが、地名など固有名詞では書き換えを要さないこととされた。
住所表示では、崎のある地域は「外ヶ浜町字三厩龍浜」、国土地理院の地形図では「龍飛崎」と記されている。
今回、灯台一般公開の看板の表記が「龍飛埼灯台」となっていた。

このページでの「たっぴざき」という名称の漢字表記
 ・海に突き出した地形に由来する地名を表すときは「・大・可」の「崎」を使って「龍飛崎」と表記
 ・龍飛崎に設置された灯台の固有名詞を表すときは「・大・可」の「埼」を使って「龍飛埼灯台」と表記
 ・なお、初めて点灯された日付の銘板に記された「・可」の「さき」という文字は銘板でのみ見られる。

余談であるが、
 ・「崎」は常用漢字として当用漢字に追加された95字に含まれている。
 ・「龍」は旧字とされているが、「竜」のほうが古く甲骨文字で用いられているそうだ。
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一般公開中の龍飛埼灯台。
灯火とレンズを支える台座全体で3トンあるそうだ。
灯台入口。
初めて点灯された日付の銘板に記された「土・立・可」の「さき」という文字は他では見られない。
普段は見られないアングル。
自衛隊の通信施設越しに微かに北海道が見えている。
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