■青森県写真集■
<埋没林・七里長浜> 青森県つがる市木造 2008年 6月 7日撮影
「世界最大規模の埋没林」が七里長浜に露出している。
津軽半島の日本海側の海岸を七里長浜と呼ぶ。
この海岸の波打ちぎわは砂浜だが、陸側は5mぐらいの崖になっている。
「崖」と言っても、岩ではなく、柔らかい泥炭のようである。
崖の上はなだらかな草地で、ハマナス、スカシユリが咲く草地に続いて、マツ、カシワの防風林となっている。

現地に立っている解説板の内容
『日本海に面した出来島海岸に1kmにわたって約2万5千年前の埋没林があります。樹種は、エゾマツ、アカエゾマツ等の針葉樹で、幅約30cmの泥炭層に1〜2m間隔で数千本と世界でも最大規模のものです。
 この埋没林は最終氷期(約8万〜1万年前)後期の極寒期に洪水などの急激な環境変化によって針葉樹林が水没し、その根が水分により、真空パックされたため腐らずに残ったもので、同時期の地球環境や植生を知るうえで貴重なものです。』
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鰺ヶ沢から十三湖まで砂浜が続く。
黒い崖。
突き出す木。
泥炭に埋まる木。
突き出す木。
突き出す木。
崖の上は草地。草地にハマナスが根を張る。
ハマナス。ハマヒルガオ。
スカシユリ。
防風林の下草、マイヅルソウの実。マツの雌花。
防風林の下草、クルマバソウの実。
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