<縫道石山> 青森県佐井村 下北半島 2006年 10月22日撮影
下北半島のマサカリの刃に当たる部分に縫道石山がある。
川内湖のほうから行くと特異な岩体が周囲から隔絶されてニョキッと突っ立っている。

火道と呼ばれるマグマが上昇する時に通った経路が突っ立って露出している状態の岩山で、「火山岩頚(volcanic neck)」とも呼ぶようだ。
標高は626mで、さほど高くはないが、北方系の植物が自生しているらしい。
特に、地衣類の「オオウラヒダイワタケ」は氷河時代の植物で「生きた化石」と言われている。
ミネヤナギ、ミヤマザクラ、ホザキナナカマド、コメツヅジ、ミヤマダイコンソウ、イワキンバイなどの群落は特殊植物群落として国の天然記念物に指定されている。
佐井村福浦から流石川沿いの林道を行くと、縫道石山の岩体に紅葉が美しい。
登山道からはなかなか全体が見えない。
縫道石山の頂上にて。
頂上の様子。オオウラヒダイワタケがあった。
頂上直下の登り道はヒバが生えていた。
ヒバの枝ぶりは個性的だ。
登り道はなかなか眺望がきかない。
隣の大作山の紅葉。
岩山に近づくにつれて倒木が多くなる。
すそ野には立派なブナの林がありました。
ブナの巨木たち。
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