<黒石よされ> 青森県黒石市 2006年 8月15日撮影
■黒石市の「よされ踊り」を見てきました。

■流し踊る道は昔のままの「こみせ」といわれる木造のアーケードがあり、踊り手がかぶる「トコマンポ」と呼ばれる編み笠や浴衣が映えていました。
■黒石よされのかけ声は「エッチャホー、エッチャホー」。
■「流し踊り」が基本形のようですが、たびたび流し踊りが中断され、その場で輪になって踊りはじめる「まわり踊り」は周囲の人も参加しての楽しい踊りでした。
■天明(1780年代)の家老境形右衛門が城下町に人を呼んで商工を活気づけようとしたことから盛んになったといわれるように、楽しみの少なかった時代の盆踊りらしい心あたたかなお祭り騒ぎでした。
■黒石よされは「日本三大流し踊り」の一つだそうです。他の二つは「阿波おどり」と「郡上踊り」。
こみせ通りが風情があります。
「夜目、遠目、笠の内」皆さん美しい! 流し踊りは整然と進みます。
まわり踊りでは若者達の掛け合いが。更けていく夜目に提灯が浮かび上がります。
狭い道いっぱいに踊りの輪ができます。小さい写真の上にマウスポインタを置くと写真が変わります。
 
”こみせ”にはカラフルな提灯が下げられていました。こみせの縁に腰掛けた観客も自然と体が動いています。
■こみせ 小見世
 黒石市中町のこみせ通りは「日本の道百選」に選ばれ、伝統的建造物とアーケードが藩政時代そのままの形で残っています。
 こみせと呼ばれるアーケードの特徴は、通りに面した家が自分たちの敷地内にアーケードを作ることにより、道路の幅を維持したまま、買い物客が雪や陽射しで難儀しないようにした人情溢れる造りになっていることです。
 こみせは人がちょうどすれ違える程度の幅でこぢんまりとしています。
 沿道には国指定重要文化財の「高橋家住宅」や造り酒屋などが並んでいます。「玉垂」を造る酒造店「中村亀吉」さんは日本一大きな酒林(杉玉)が掛けられています。もう一軒の酒屋さんは「菊乃井」を造る鳴海醸造店。どちらも酒造りを見学させてもらえる上、試飲もさせてくれます。
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