■青森県写真集■
青森県で見つけた 『 馬 』 と 『 馬にまつわる祭り 』 の写真を集めたページです。
尻屋崎の寒立馬、馬力大会、荒馬おどり、流鏑馬、馬市まつり
2006年、2007年、2008年の3年間に撮影しました。
 抜粋  <下北半島>青森県東通村 尻屋崎 2006年 4月 8日撮影
まだ春には少し早い下北半島尻屋崎までドライブしました。
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雪が舞う中、馬が草を食んでいました。寒立馬(カンダチメ)と呼ばれる馬たちのようです。
15分間くらい見ていましたが、ほとんど顔を上げませんでした。ずっと、この姿勢でした。
   <ばん馬レース> 青森県外ヶ浜町 2006年 6月25日撮影
外ヶ浜町の合併一周年記念イベントがありました。
ポニーのソリレースは人馬一体でした。
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遊園地で子どもたちにいじられているポニーしか見たことがなかった。意外に激しい。
人馬一体のレース。
ブルトン種でしょうか。大きく品がある。
裸馬に乗る。
馬と人は何か話しながら歩むようだ。
   <馬力大会> 青森県平内町夜越山 2006年 7月2日撮影
先週に引き続き馬力大会を見てきました。
馬力大会は全くの草競馬といってよいくらい、手作りのレースでした。冷蔵庫や洗濯機の賞品を目指して馬も人も駆ける!?
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スタートは馬も人も元気いっぱい。
土盛りにさしかかる。
先の馬が立ち往生している間に2番手が駆け上がる。
ラストスパートは人馬一体。一体化して轡取りが見えなくなりました。
馬場の真ん中に観客が思い思いに陣取っています。
<流鏑馬競技会> 青森県十和田市中央公園緑地 2006年 10月14日撮影
十和田市は、明治18年に帝国陸軍軍馬局出張所(明治29年軍馬補充部三本木支部)が設置され、以後60年間日本最大の軍馬の補給地となりました。
この軍馬補充部の存在が南部地方の経済や文化に与えた影響は大きく、今も馬に関わる行事が盛んです。
「流鏑馬」は古くから日本各地で行われていますが、「駒フェスタ in 十和田」で行われた流鏑馬は競技としてルールを考案されたものだそうです。競技ではありますが、日本文化としてのこだわりがあり、馬は和種または和種系であること、馬装は和式、騎手も和装を楽しんでいるようです。そのため、華やかな装束を観客は楽しめました。
神事や武芸として行われる流鏑馬が女人禁制が基本であるのとは対照的に、競技流鏑馬は女性の騎手が多いようです。
若い男性の颯爽とした射姿と年輩の男性の渋い騎乗姿も良かったです。
200mの馬場で3つの的を射る。
当たった的では赤い傘を開いて的中を知らせます。
200m中150mで走り抜ける時間を計測し順位の要素にします。決勝の記録によると6秒から13秒で走り抜けます。
最年少の騎手。3的中の傘。
集中と解放と。
射終わって矢を受け取りながら引き上げます。
和装が大変美しい。
和式へのこだわり。
射終わって馬溜まりで放心状態のよう。
<虫送り> 青森県五所川原市市浦相内 2007年 6月 9日撮影
田植えが終わった農村ではさなぶりの行事が行われる。
害虫駆除を願って虫送りを行う。
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大きな虫と荒馬踊り。
荒馬と太刀振りと囃子方。
荒馬と太刀振りと囃子方。
各家の門で振舞酒に酔う。
虫を載せた山車。ご祝儀が届けられる。
<馬市まつり> 青森県つがる市木造町 2007年 8月 26日撮影
農耕馬の取引が盛んだった津軽地方でも昭和の農業機械化の中で馬市が衰退した。
昭和50年から馬市にちなんだ「馬市まつり」が開催されるようになった。
馬市まつりの最終日、「馬ねぶた」に火が放たれる「新田火まつり」を見てきた。
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火がつけられ、馬ねぶたのシルエットが浮かび上がった。
燃え落ちていく馬ねぶた。
抜粋  <尻屋崎> 青森県東通村 2007年 9月 24日撮影
秋の日だまりの尻屋崎に行ってきた。
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尻屋崎で寒立馬がお出迎え。
寒立馬。
コハマギク(小浜菊)。
<寒立馬とニッコウキスゲ・尻屋崎> 青森県東通村 尻屋崎 2008年 7月 2日撮影
初夏の空気の中でくつろぐ寒立馬を見てきた。

大きな体の寒立馬が黙々と草を食む。
ニッコウキスゲが咲く湿地には長い草もあるが、灯台の周りの短い草を食っている。
草刈り機で刈ったように短い草を、さらに丹念に噛み切っているようだ。
傍に立つと「ハム ハム ハム ムシャ!」という感じのリズミカルな音が聞こえる。
観光客が馬たちの間に入っていっても素知らぬ様子で草を食み、やおら寝っ転がって微睡む。
厳しい冬を過ごす寒立馬は、初夏の心地よさを誰よりも知っているようだ。
今年生まれた仔馬たちは、母親にまとわりついて幸せな時間を過ごしているようだ。
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灯台の周りで短い草を食む。
大人も子どもも寝そべって微睡む。
子馬は乳を飲み眠るのが仕事。
母親に寄り添って甘える。
子ども同士。
やはり母に甘える。
草の中で微睡む。
長い草は冷たく気持ちが良い。
ニッコウキスゲの咲く草地にて。
灯台食堂からの眺め。
<馬力大会> 青森県青森市浪岡大釈迦 2008年 8月 3日撮影
青森の馬力大会は「オヤジたちのレクレーション」といった感じがする。
北海道の「ばんえい競馬」は洗練された一級品だが、青森の馬力大会はオヤジたちの手作りのお楽しみだ。
馬場の中央に、持参した折りたたみ椅子を広げて、思い思いに競走を楽しんでいる。

ペルシュロン種、ブルトン種など馬体重1トンの重量級と小型のポニーも出走する。
そりに乗った者と馬の口を引く者の2人が走って行き、口とり者は馬と一緒にそりを曳いているに等しい精一杯の活躍が見られる。

「輓馬競技(ばんばきょうぎ)」「輓馬大会」とも呼ばれるそうだが、青森では「馬力大会」のようだ。
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気負いのない雰囲気がいい。
くつろいだ空気が流れる馬場。
ソリを着けられる馬。
気負いのない出走風景。
口取りが引っ張り上げる障害。
障害の向こうに見える馬の表情。
障害をまさに越えようとする。
ゴールへまっしぐら。
大きく力強い馬。
走り終えた馬。
ポニーと少年。トラックの荷台は宴会場。
<荒馬まつり> 青森県今別町大川平 2008年 8月 7日撮影
青森ねぶた祭りが開催されている間(8/2-8/7)に津軽半島北辺の今別町では楽しい祭りが行われている。

サナブリの神事に由来する祭りを”楽しい”と言っては語弊があるが、勇壮な踊りの割りには見ていてほのぼのした雰囲気があるのである。
馬を演じる小道具が可愛らしく、女性の口取り役に手綱を曳かれて踊る荒馬の姿に愛嬌がある。
そして、なんと言っても馬役と口取り役の男女がペアになって呼吸を合わせて踊る様子がなんとも嬉しい。

そんな雰囲気に惹かれてだろうか、この祭りの踊り手たちは県外から泊まり込みでやってくる大学生たちなのだ。
今年は大分、京都、愛知の大学生ら70人が今別町の文化会館などで寝起きしているそうだ。 →番外写真

この日は昼過ぎから大川平集落の小さな小路を一つひとつ丹念に訪れて鉦の音を合図に舞っていました。
家の門々に出て舞いを楽しむ人以外は数名のカメラ好きの人たちが歩いているだけの地域限定の行事でした。

荒馬まつりは毎年8月4日から7日までの4日間行われています。
今別町では「荒馬」を「あらま」と呼ぶ。
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大川平文化会館前からスタート。
手綱に曳かれる荒馬たち。
太刀振り、荒馬、囃子、扇ネプタと続く。
鐘の合図で太刀振りたちが踊る。
勇壮な荒馬と可憐な口取りの踊り。
口取りは手綱を荒馬に投げ渡す。
口取りと荒馬は楽しそうに歩いていく。
長閑に進む荒馬まつり。
集落の狭い道にあふれる熱気。
軽やかに跳ねる。
手綱がうねる。
呼吸のあった踊り。
手綱は語る・・・・
2時間以上踊り続けても衰えない若人の踊り。
囃子方。
大川平荒馬保存会。
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