■青森県写真集■
青森県の 『津軽半島 』 の写真を集めたページです。
2006年、2007年、2008年の3年間に撮影しました。
   <津軽半島> 青森県東津軽郡外ヶ浜町 平舘海峡 2006年 4月 9日撮影
平舘海峡越しに下北半島を眺めていたら、「クゥェー」鳥の声がしたのであわてて、空を見ると鳥の編隊が見えました。どうやら、白鳥が北に向かって飛んでいるようでした。みるみるうちに北へ向かって飛んでいきました。津軽海峡を渡るのにも飄然として行ってしまいました。
− 前のページへはブラウザの「戻る」ボタンで戻ってください −
− 青森県写真集 −
   <津軽半島> 青森県東津軽郡外ヶ浜町 龍飛崎 2006年 4月 9日撮影
昨日に続き、津軽半島龍飛崎までドライブしました。
天気予報で「晴れ」と出ていたので、朝からいそいそと出かけていきました。
☆写真をクリックすると大きな写真が見られます☆
龍飛崎灯台のある山の下には太宰治の碑がありました。津軽海峡を挟んで渡島半島の山並みが見えていました。
太宰の碑の前の駐車スペースに車を置き、崎まわりを歩いてみました。
崎の上に龍飛崎灯台がありました。小山のてっぺんなので、尻屋崎灯台のように高い楼ではありませんでした。灯台の頂部は真っ白に塗られてキレイでした。
崎の先には、通信レーダーらしきものが物々しく据えられていました。津軽海峡を渡る鳥を観察している人が4人、大きな望遠レンズを構えていました。今は、ノスリや白鳥が渡っていくそうです。
<竜飛崎> 青森県外ヶ浜町 2007年 3月 21日撮影
猛禽類のワシ、タカの渡りが見られるかもしれないというので、竜飛崎に行ってきた。
渡りは見られなかったが、竜飛にすれば風穏やかで、春を感じてきた。
☆写真をクリックすると大きな写真が見られます☆
鳥の渡りのルートには鳥好きが居る。
対岸は意外に近く見える。
海の恵み。
フキノトウ。義経寺。
<権現崎夕日> 青森県北津軽郡中泊町小泊岬 2006年 5月11日撮影
小泊から帰る途中、権現崎に沈む夕日が見られました。
雲一つ無い夕空は、陽が沈むと同時に急速に暗くなっていきました。
☆写真をクリックすると大きな写真が見られます☆
国道339号線を南下している時、太陽がちょうど沈むところでした。
車を留め、海岸の堤防に座って沈むまで見ていました。
太陽は権現崎(小泊岬)の向こうに沈んでいきました。
   <ベンセ湿原の花> 青森県つがる市木造町 2006年 6月11日撮影
高層湿原は、冷涼な気候のため枯死した植物体が分解されず泥炭として堆積している状態の湿原を指します。
ベンセ湿原は海抜20mと低い標高にあります。日本では、これより南の海岸近くに高層湿原は成立していません。
今年はニッコウキスゲの開花が平年より一週間遅れているということでした
木場道はどうにかすれ違いが出来る程度の幅なので、立ち止まってカメラを構えることは難しいでしょう。日の出(4時5分)ころに行ってみると、三脚を抱えた年輩のカップル一組が先着していました。5時過ぎにカメラ好きさんが3人と子供連れの一家族がやってきました。
☆写真をクリックすると大きな写真が見られます☆
ニッコウキスゲの花の寿命は短いと聞きました。。
ベンセ湿原はニッコウキスゲの他にノハナショウブ、ワタスゲなどが一面に開花するそうです。緑の葉はどの花を咲かせるのでしょうね。
ニッコウキスゲは次から次へとツボミが開いていき、満開の状態が続くようです。
夜明けの柔らかな光を受けています。
クサソテツの繁茂は乾燥の兆しでしょうか。若葉も夜露に透き通っていました。
センダイハギでしょうか。
大きなレンズを装着したカメラで小鳥を追っていました。
   <ばん馬レース> 青森県外ヶ浜町 2006年 6月25日撮影
外ヶ浜町の合併一周年記念イベントがありました。
ポニーのソリレースは人馬一体でした。
☆写真をクリックすると大きな写真が見られます☆
遊園地で子どもたちにいじられているポニーしか見たことがなかった。意外に激しい。
人馬一体のレース。
ブルトン種でしょうか。大きく品がある。
裸馬に乗る。
馬と人は何か話しながら歩むようだ。
   <漁り火> 青森県中泊町 2006年 7月10日撮影
イカ釣り船団が小泊沖に来ているというので、漁り火を撮るため出かけていきました。
小泊と龍飛を結ぶ龍泊ラインの一番高いところに「眺瞰台」という展望所があります。
渡島半島最南端の松前湾沖合と小泊岬(権現崎)沖合に漁り火が見えました。
龍飛崎と津軽海峡は霧の中でした。
☆写真をクリックすると大きな写真が見られます☆
水平線の向こう側の灯りで薄靄が照らされています。
満月に照らされた雲が明るく、空が青く見えます。
権現崎の南側の入江の漁港です。
海岸近くから沖を眺めると水平線に灯りが見えます。
   <焼きイカ> 青森県鰺ヶ沢町 2006年 8月27日撮影
焼きイカ通り
五所川原から西へ津軽平野を横断して日本海に出たところに鰺ヶ沢がある。
鰺ヶ沢の海沿いの道(国道101号の旧道)には一夜干しのイカをその場で焼いて食べさせてくれる店が並んでいます。1匹250円で適当に切ってくれます。焼かれているのは「スルメイカ」、たくさん獲れるので「マイカ」とも呼ばれています。
☆写真をクリックすると大きな写真が見られます☆
焼きイカ通り
五所川原から西へ津軽平野を横断して日本海に出たところに鰺ヶ沢がある。
鰺ヶ沢の海沿いの道(国道101号の旧道)には一夜干しのイカをその場で焼いて食べさせてくれる店が並んでいます。1匹250円で適当に切ってくれます。焼かれているのは「スルメイカ」、たくさん獲れるので「マイカ」とも呼ばれています。
<ハクチョウ、北帰行> 青森県蓬田村 2007年 3月 10日撮影
ハクチョウの北帰行が暖冬のため早まっていると聞いたので見に行ってきました。
竜飛岬に行こうと思って青森市から陸奥湾沿いに北上していると、大勢のマガンが田んぼにいるのを発見。
しばらく眺めていると、ハクチョウが三々五々上空を通り過ぎていきました。
☆写真をクリックすると大きな写真が見られます☆
どの瞬間も美しい。(トリミングしました)広い田んぼに立っていると頭上を悠然と飛んでいきます。
ハクチョウ。津軽半島の東北端の山々を背景に飛ぶ。
どの瞬間を見ても美しい姿。
飛ぶハクチョウを正面から見る。
サングラスをした変な奴ら。ハクチョウの後ろ姿。
マガン。田んぼで何やら懸命についばんでいる処へ次々と飛来してきた。
マガン。突然一斉に飛び立ったが、すぐに元の田んぼに降りてきた。
田んぼにとどまっていると、ハクチョウの群れが突然視界に入ってくる。
陸奥湾を見ながら南に向かう群れのほうが多く見かけた。
陸奥湾が近く見える。
<日吉神社> 青森県五所川原市(旧市浦村) 2007年 3月 18日撮影
国道339号線を走っていると特異な形の鳥居「山王鳥居」が目に付く。
以前から気になっていたので、くぐって入ってみた。
杉木立の中に日吉神社があった。拝殿は清水の舞台のミニチュア版のような感じだった。
☆写真をクリックすると大きな写真が見られます☆
「山王鳥居」。合掌鳥居、日吉鳥居、総合鳥居とも呼ばれるそうだ。笠木の上の合唱つくりの上にさらに笠木?が載っている。
木地のままの鳥居に続いて拝殿があった。
入り口にはお地蔵さんがいらっしゃった。
<雄乃湯温泉> 青森県中泊町 2007年 3月 18日撮影
国道339号線を日本海に沿って北上すると、高台に雄乃湯温泉(たけのゆおんせん)がある。
太宰治が「津軽」で乳母の「たけ」に再会する小泊はすぐ近くだ。
浴室から日本海が一望できるので気持ちがよい。
9:00〜21:00。薄茶色の湯。入浴料390円。石けん無し。
☆写真をクリックすると大きな写真が見られます☆
権現崎を見ながら北上すると雄乃湯温泉が現れる。
日本海を一望する浴室。
<氷雪の風景> 青森県津軽半島 2007年 3月 18日撮影
津軽半島の西と東を漫然とドライブした。
氷雪が作る風景を点描した。
☆写真をクリックすると大きな写真が見られます☆
沼の薄氷と白鳥。つがる市屏風山の沼にて。
氷の造形。沼の南東の岸に着氷していた。つがる市屏風山の沼にて。
里の雪。蓬田村にて。
落ち穂拾いのマガンたち。蓬田村にて。
弘前で日没を迎えた。
<平舘台場> 青森県外ヶ浜町 2007年 3月 18日撮影
青森県は松食い虫に犯されていないため、各所で美しい松に出会うことが出来る。
旧松前街道である国道280号線の海岸沿いを走るとしっかりした黒松の並木を見ることが出来る。
陸奥湾が津軽海峡につながる狭窄部を平舘海峡と呼ぶ。ここに艦船を攻撃するのに都合がよいとして大砲を据える砲台場があった。
☆写真をクリックすると大きな写真が見られます☆
土塁の上に松が生えている。
土塁の所々を切り欠き、砲門を据えたそうだ。
平舘灯台。高さ23m、光達距離14.5海里(27km)。
平舘神社。白い鳥居が美しい。
<しろうお漁> 青森県 蓬田村 2008年 5月 3日撮影、外ヶ浜町 2007年 4月28日撮影
「しろうお漁」と言えば外ヶ浜町の蟹田川が有名であるが、蓬田村の広瀬川でもしろうおが遡上している。
しろうお(素魚)はハゼ科に属する体長4〜5センチの魚で、産卵期に海から川を遡ってくるところを梁(やな)で集めて捉えられる。
生きたままの「踊り喰い」や卵とじで食される。
昨年、蟹田川で撮影した様子と併せて掲出する。
☆写真をクリックすると大きな写真が見られます☆
広瀬川での「しろうお漁」。魚を導く梁(やな)は短い。
しろうお。
蟹田川での「しろうお漁」。魚を導く梁(やな)が長い。
梁(やな)の開口部に据えられた四角い網にしろうおが集まってくる。
<竜泊ライン> 青森県中泊町 2007年 4月 28日撮影
天気がよいので、いつの間にか津軽半島を北上して竜飛まで来てしまった。
竜飛と小泊をつなぐ竜泊ラインは春の気配が一杯であった。
☆写真をクリックすると大きな写真が見られます☆
道路の至る所から海を遠望できる。
落葉樹の芽吹きが始まっている。
海と山が一体。
カマツカ。ミヤマキケマン。
<津軽山地> 青森県青森市あすなろライン 2007年 5月 4日撮影
津軽半島の脊梁山地の春を見てきた。
☆写真をクリックすると大きな写真が見られます☆
ブナの芽吹き。
ハウチワカエデの芽吹き。
スミレ。ナガハシスミレとオオタチツボスミレ。
ヒバの枝ぶり。
<北の漁港> 青森県外ヶ浜町梹榔集落 2007年 5月 25日撮影
三厩から竜飛に至る国道339号線沿いの漁村集落は海岸線の山に張り付いている。
☆写真をクリックすると大きな写真が見られます☆
津軽半島竜飛近くの山に張り付く舟揚場。梹榔集落。
<津軽最北の地> 青森県外ヶ浜町三厩 2007年 5月 25日撮影
中泊町小泊傾り石から算用師峠を越えて外ヶ浜町三厩算用師集落に抜ける道を「みちのく松陰道」と呼ぶ。
嘉永5年(1852年)3月5日、22歳の吉田松陰が北方沿岸警護の状況を見て回った旅人禁制の道ということだ。
☆写真をクリックすると大きな写真が見られます☆
自然観察道となった「みちのく松陰道」。
ブナとヒバの混交林。
東北自然歩道。
テンナンショウ。株が小さいときは雄株で栄養を蓄え、大きくなれば雌株に性転換する。キノコバエに花粉を運んでもらう。ところが、雄株に入ったキノコバエは花から出て行くことができるが、雌株に入ったキノコバエは出て行くことができない不気味な構造を持つ。
イカリモンガ。 左の姿を見つけて撮っていると、前翅が後翅に隠れて冴えない姿になってしまいました。
クジャクシダ。葉の羽片にツヤがあり、黒い中軸がクッキリしているので美しい姿。
ギンリョウソウとサンカヨウ。
<袰月海岸> 青森県今別町袰月 2007年 6月 2日撮影
下北半島から昇る朝日を眺めようと思ったが、靄で下北までの視界はなかった。
今別町の最北端に位置する袰月海岸沿いの道を走ってみた。
☆写真をクリックすると大きな写真が見られます☆
鋳釜崎から高野崎の上に昇る朝日を眺めた。
袰月漁港でテングサを干していた。トコロテンやゼリーの材料となる。
ハルジオン。シャク。
フランスギク。フジ。
タニウツギ。オオバナミミナグサ。
<ニホンザル> 青森県外ヶ浜町三厩竜泊ライン 2007年 6月 2日撮影
竜飛岬から小泊に至る竜泊ラインでニホンザルの群に会った。
車から降りてシャッターを切っていると、ボスらしきサルに警告され退散した。
☆写真をクリックすると大きな写真が見られます☆
良い天気、草原の斜面でニホンザルがじゃれ合って?いた。
子供を連れたニホンザル。
ボス?
<深山> 青森県中泊町傾り石〜算用師峠 2007年 6月 2日撮影
「みちのく松蔭道」を小泊側の傾り石から算用師峠まで歩いた。
最も人里離れた空間に位置する津軽半島の先端地域なので、オオサクラソウや変わったランに出会えるのではないかと期待していたので、先週に引き続いての算用師峠行となった。
林道から遊歩道になるとすぐに、森林軌道として使われていた木製の橋が二つもあって驚かされる。
さらに驚かされたのは→の写真にある立て札である。
オオサクラソウになかなか出会わないので、遊歩道を離れて微かに続く踏み痕を辿って行くと巨木の陰に立ててあった。
希少動植物を持って帰ろうとする人間はこんな所にまで来ているのかと、しばし山中でひとり黙然絶句。
☆写真をクリックすると大きな写真が見られます☆
森林軌道。昭和42年まで使われていた。
森林。
オオサクラソウの花はペーパークラフトのようで、過酷な自然や深山幽谷のイメージとは遠いものなので、意外だった。
ユキザサ。ヤグルマソウ。
ツクバネソウ。マイヅルソウ。
ミヤマカラマツ。クジャクシダ。
オドリコソウ。
シダ。ギンリョウソウ。
深い森。
多様な樹が重なる。
コケイラン。
山菜採り。
<里山の巨樹・古木> 青森県東津軽郡 2007年 6月 9日撮影
青森市から陸奥湾沿いに北上し、蓬田、蟹田、平舘、今別を経て三厩に至る街道を松前街道と呼ぶ。
街道沿いには至る所に松が並び、往時に思いを馳せられる。
青森県林政課がまとめた里山の巨樹・古木マップにあった木を見てきた。
☆写真をクリックすると大きな写真が見られます☆
昇竜の松(青森市六枚橋。300年)。傘松(蓬田村中沢。300年)。
玉松(蓬田村汐越。300年)。夫婦松(外ヶ浜町平舘田の沢。400年)。
夫婦松(外ヶ浜町平舘田の沢。400年)。長寿の松(外ヶ浜町平舘田の沢。600年)。
平舘の松並木。
大開沢の大銀杏の木(今別町大川平村元。500年)。
大開沢の大銀杏の木とJR津軽線。
藤嶋の藤(外ヶ浜町三厩宇鉄藤嶋。250年)。
<高野崎灯台> 青森県今別町袰月 2007年 6月 9日撮影
高野崎灯台に着いた時、灯台は靄に霞んでいた。
袰月海岸の砂利の上でテングサを干していた。
☆写真をクリックすると大きな写真が見られます☆
オシャレな高野崎灯台。
高野崎灯台から大石を見る。
テングサ干し。
<虫送り> 青森県五所川原市市浦相内 2007年 6月 9日撮影
田植えが終わった農村ではさなぶりの行事が行われる。
害虫駆除を願って虫送りを行う。
☆写真をクリックすると大きな写真が見られます☆
大きな虫と荒馬踊り。
荒馬と太刀振りと囃子方。
荒馬と太刀振りと囃子方。
各家の門で振舞酒に酔う。
虫を載せた山車。ご祝儀が届けられる。
<ノハナショウブ> 青森県つがる市ベンセ湿原 2007年 6月 27日撮影
昨年、ニッコウキスゲを満喫したベンセ湿原にノハナショウブを見に行った。
ニッコウキスゲの花の時期を逃したので、ノハナショウブの時期に再訪しようと考えていたが、ノハナショウブの盛期は少し過ぎていた。
☆写真をクリックすると大きな写真が見られます☆
ノハナショウブに主役交代したベンセ湿原。
黄色が鮮やかなノハナショウブ。
タチギボウシ。ミズチドリ。
<階段国道、花> 青森県外ヶ浜町三厩龍浜 2007年 7月 16日撮影
青森でもアジサイが咲く頃になったので龍飛崎の階段国道に行ってみた。
龍飛崎ではニッコウキスゲやたくさんの花が咲き乱れていた。
気象条件の厳しい限界地である海岸の岬では、高山と同様に美しい花の植物が生育していた。
☆写真をクリックすると大きな写真が見られます☆
階段国道で登る竜飛崎。
民家の間を行く階段国道。
  
階段国道の沿道にはアジサイが多い。
キクニガナの青い花。階段村道。
竜飛崎灯台のまわりは花がいっぱい。
左の日本海から右の津軽海峡への潮流が海の中に早瀬を作っている。
アマニュウ。ニッコウキスゲ。
龍飛崎の断崖。
斜面にニッコウキスゲ。
ニッコウキスゲ。カキツバタ。
ミヤコグサ。
キリンソウ。エゾオグルマ。
ハマフウロ。エゾオグルマとハマエンドウ。
エゾノコギリソウ。
ハマエンドウ。アマニュウ。
ハマボッス。キバナカワラマツバ。
タチギボウシ(トノコタチギボウシ)。
スカシユリ。
<青函トンネル体験坑道> 青森県外ヶ浜町龍飛 2007年 7月 16日撮影
龍飛には青函トンネル記念館と世界最長の海底トンネル内体験坑道がある。
体験坑道は海面下140mの地底にあり、青函トンネル龍飛斜坑線のケーブルカーで地上と繋がっている。
☆写真をクリックすると大きな写真が見られます☆
地上駅と地底駅。
斜坑から水平坑道へ。
坑道内に当時の様子を再現。
地上にオブジェとして置かれた坑道移動用車輌。
<夕日、夜景、漁り火> 青森県外ヶ浜町三厩龍浜 2007年 7月 16日撮影
台風4号の影響か、強風が続き空が美しいので、日没まで龍飛にとどまった。
☆写真をクリックすると大きな写真が見られます☆
龍飛崎から夕日を見る。
北海道渡島半島松前の沖合に沈んで行った。
水平線の少し上で消えていく太陽。
太陽が沈んだ後の空は深く美しい。
階段国道の夜景。
<奥谷旅館> 青森県外ヶ浜町三厩龍浜 2007年 7月 30日撮影
太宰治の小説「津軽」に登場する竜飛崎の海岸に立つ「奥谷旅館」を見に行った。
昭和15年の宿泊人名簿には、実際に太宰治と中村貞次郎の二人が宿泊した記録がある。
外ヶ浜町では、1999年に廃業し2005年に外ヶ浜町に寄贈された旧「奥谷旅館」を地域振興に役立てる計画だ。
竜飛崎の小高いところに立派な展望台があった。
☆写真をクリックすると大きな写真が見られます☆
奥谷旅館玄関。太宰が酒を飲んだ部屋。
奥谷旅館の2階客室。
奥谷旅館。
展望台。
展望台からの眺め。
竜飛崎からの眺め。
階段国道339号。
<漁り火> 青森県今別町鋳釜崎、高野崎 2007年 8月 17日撮影
津軽海峡に面した鋳釜崎と高野崎では漁り火が間近で見られる。
青森の漁り火はイカを追って移動していく。
夏から秋にかけて、日本海側の白神山地深浦沖の日本海を北上して小泊、竜飛岬を西から東に津軽海峡に入り、さらに、下北半島をぐるっと回って八戸沖の太平洋に至る。
☆写真をクリックすると大きな写真が見られます☆
鋳釜崎で見た漁り火。
高野崎で見た漁り火。
<漁り火> 青森県小泊町 2007年 8月 23日撮影
日本海側のイカ釣りの漁り火を見てきました。
昨年7月10日と同じ龍泊ラインの「眺瞰台」からも眺めてきました。。
☆写真をクリックすると大きな写真が見られます☆
小泊岬(権現崎)を眺めるお気に入りのスポットとなりました。雄乃湯温泉近くの海岸にて。
漁り火はかなり遠く沖合に見えました。龍泊ラインの傾り石付近にて。
月が海面を照らし小泊半島をシルエットにしている。龍泊ラインの「眺瞰台」にて。
<大山ふるさと資料館> 青森県外ヶ浜町 2008年 1月 13日撮影
大山ふるさと資料館には、むかし地域で使われていた道具がきちんと展示されていました。
資料館が位置する蟹田大平(おおだい)地区には、縄文時代草創期の遺跡があり日本最古の土器片が出土している。
☆写真をクリックすると大きな写真が見られます☆
大山ふるさと資料館は廃校となった大山小学校の校舎を利用しているので、懐かしい風情が美しく残されていた。
窓枠の景色。
農業、漁業、林業に使われた道具。
水稲栽培の道具。
<十三湖> 青森県中泊町、五所川原市 2008年 1月 13日撮影
雪の中から車を掘り出して北津軽を走った。
津軽半島の北西部にある十三湖は、小川原湖と並んでシジミの生産地である。
☆写真をクリックすると大きな写真が見られます☆
十三湖岸公園から見る十三湖。
十三湖の最東端に流れ込む今泉川の河口付近にて。水田の向こうの十三湖の氷結した湖面を雪煙が走る。
十三湖の西岸にて。
十三湖の西岸にて。沖に向かって杭が並んでいた。
津軽半島西岸の七里長浜の最北辺の松。津軽藩4代目藩主により植林されて以来、3度の荒廃と4度の植林が繰り返されてきた。
しじみ亭奈良屋でしじみを食べた。
<七ツ滝> 青森県中泊町 2008年 3月 29日撮影
友人から七ツ滝でもフクジュソウが満開だと教えられ、雪になりそうな雲行きの中、出かけてきた。
中泊町の旧小泊村を北上して竜飛岬に至る竜泊ライン(国道339号線)は4月25日から開通する。
青森に来てから10回以上は通った道だ。人間の作為を免れた最果て感がたまらなく好きだ。
七ツ滝の前に来たとき、何度も写真を撮ってみたが、なかなか気に入らなかった。
今回はフクジュソウを探して滝の上に登ってみて、少し面白いアングルを見つけた。
☆写真をクリックすると大きな写真が見られます☆
国道339号線は七ツ滝のすぐ前を走っている。
何段にもなって落ちて来る。
道路がなければ日本海に直接落ちていたのだろう。
落ち口に近づくと、海からの風で飛沫が吹き上げられてくる。
落ち口の上は緩やかに蛇行している。
<早春の草花> 青森県中泊町 2008年 3月 29日撮影
中泊町の旧小泊村の七ツ滝でもフクジュソウが満開だと聞いて出かけてきた。
日本海から押し寄せてくる雲が時おり千切れて陽が射す程度の曇り空のためフクジュソウは花びらをすぼめていた。
七ツ滝沢林道を歩くと強い風で木々や枯れ葉が大きくざわめき、何か動物のうごめきを想起させる。
枯れ葉が散り敷く林床に常緑のナニワズが緑の葉と黄色い花の色で、遠くから見つけることが出来る。
写真を撮るため林床に座り込むと、リュウノヒゲのような細い緑の葉の間からボソボソとした小さな花穂を見つけた。
☆写真をクリックすると大きな写真が見られます☆
ヒメカンスゲ:姫寒菅の雄花
ヒメカンスゲ:姫寒菅の雌花?
ナニワズ:難波津。
スミレサイシン:菫細辛。ナニワズ:難波津。
フクジュソウ:福寿草。ヤブコウジ:藪柑子。
ミズバショウ:水芭蕉。
ミズバショウ:水芭蕉。
<龍飛の春> 青森県外ヶ浜町 2008年 5月 3日撮影
太宰治が小説「津軽」で龍飛を訪れた時に宿泊した「奥谷旅館」が「龍飛岬観光案内所」に衣替えしていた。
龍飛岬の海に面した斜面では黄色いキジムシロの花が咲いていた。
原生林の間を縫う竜泊ラインでも新緑が萌えていた。
☆写真をクリックすると大きな写真が見られます☆
龍飛の奥谷旅館は「龍飛岬観光案内所」として装いを変えていた。
岬の海は春の陽に輝いていた。
キジムシロ。
オオバミミナグサ。
竜泊ラインの新緑。
竜泊ラインの新緑。
竜泊ラインの原生林。
<むつ湾フェリー> 青森県外ヶ浜町蟹田、むつ市脇野沢 2008年 5月 19日撮影
イルカいないかキャンペーンをやっていると聞いたのでむつ湾フェリーに乗って蟹田〜脇野沢を往復してきた。
4月から7月上旬にかけて、小魚を追ってイルカの群れがむつ湾にやってくるそうだ。
往復旅客運賃は2,130円。残念ながらイルカには会えなかった。
☆写真をクリックすると大きな写真が見られます☆
蟹田港に接岸したむつ湾フェリーの「かもしか」。
「かもしか」の車両甲板。
蟹田港と脇野沢港。
海から見る鯛島。
蟹田の観瀾山。
<コウナゴ浜茹で> 青森県今別町奥平部 2008年 5月 19日撮影
「コウナゴですか?」と車を停めて話しかけると、「そうだよ〜、いま、茹でるのであったかいところを食べさせてあげるよ〜」と返ってきた。
ご夫婦で、捕ってきたばかりのコウナゴを選別して大釜で茹でるところだった。
帰りに袋一杯の乾燥したコウナゴをいただいた。
まっ暗い道ばたで、明かりが点いてウミネコが舞い降りていたので、好奇心がくすぐられた通りすがりの私を快く迎えてくださった。
☆写真をクリックすると大きな写真が見られます☆
小さいものの方が商品価値が高いそうだが、大きくても味は良い。
大きな鍋で茹でる。
数分で茹で上がる。温かいものは旨い。
乾燥させた完成品。
茹で上がったコウナゴは木箱に移して乾燥させるそうだ。
<ニッコウキスゲ・ベンセ湿原> 青森県つがる市木造 2008年 6月 7日撮影
ベンセ湿原はニッコウキスゲが咲く季節になっている。
今年のニッコウキスゲの咲き具合は・・・と言うと、少ないらしい。
ニッコウキスゲの咲き乱れる光景を待ち遠しく思っている愛好家さんたちがネット上に書き込んでいる内容を読むと、今年は早く咲き始めたが花の数は少ないようだ。
自然観察会の一行を含め、朝からたくさんの人が訪れていた。
ニッコウキスゲの根元で小さなトキソウも花開いていた。
☆写真をクリックすると大きな写真が見られます☆
ベンセ湿原のニッコウキスゲ。
鳥も人も。
ニッコウキスゲ。
トキソウ。
<埋没林・七里長浜> 青森県つがる市木造 2008年 6月 7日撮影
「世界最大規模の埋没林」が七里長浜に露出している。
津軽半島の日本海側の海岸を七里長浜と呼ぶ。
この海岸の波打ちぎわは砂浜だが、陸側は5mぐらいの崖になっている。
「崖」と言っても、岩ではなく、柔らかい泥炭のようである。
崖の上はなだらかな草地で、ハマナス、スカシユリが咲く草地に続いて、マツ、カシワの防風林となっている。

現地に立っている解説板の内容
『日本海に面した出来島海岸に1kmにわたって約2万5千年前の埋没林があります。樹種は、エゾマツ、アカエゾマツ等の針葉樹で、幅約30cmの泥炭層に1〜2m間隔で数千本と世界でも最大規模のものです。
 この埋没林は最終氷期(約8万〜1万年前)後期の極寒期に洪水などの急激な環境変化によって針葉樹林が水没し、その根が水分により、真空パックされたため腐らずに残ったもので、同時期の地球環境や植生を知るうえで貴重なものです。』
☆写真をクリックすると大きな写真が見られます☆
鰺ヶ沢から十三湖まで砂浜が続く。
黒い崖。
突き出す木。
泥炭に埋まる木。
突き出す木。
突き出す木。
崖の上は草地。草地にハマナスが根を張る。
ハマナス。ハマヒルガオ。
スカシユリ。
防風林の下草、マイヅルソウの実。マツの雌花。
防風林の下草、クルマバソウの実。
<高野崎> 青森県今別町袰月 2008年 6月 8日撮影
津軽半島のもう一つの北端、高野崎ではハマナスが咲いていた。
スカシユリのつぼみがたくさん花開く準備をしていた。
☆写真をクリックすると大きな写真が見られます☆
高野崎灯台はおしゃれなツートーンカラー。
高野崎は柱状節理が美しい。
テングサ干し。オオバナミミナグサ。   → 昨年のテングサ干し
ハマエンドウ。
ハマハコベ。ハマボッス。
<フキ茹で> 青森県外ヶ浜町三厩藤嶋 2008年 6月 8日撮影
龍飛岬に至る国道339号線の旧三厩村藤嶋にフジの巨木を見に行った。
200年以上前に沖合い100mに浮かぶ藤島からフジを持ち帰って植えたとされるフジが太くなっている。
旧三厩村では文化財第一号に指定していたそうだ。
フジの巨木の横を流れる藤島川で、茹でたフキの皮をむく人たちがいた。
昔は電池(=懐中電灯)を点けて暗いときに出かけたが、今は車で奥まで入れるので明るくなってからフキを採りに行くそうだ。
☆写真をクリックすると大きな写真が見られます☆
ドラム缶を半分埋めた形の釜の横でフキの皮をむいていました。
沢の流れを活かして湯がいたフキを冷水にさらしていました。
冷水にさらされるフキと釜。
フジの巨木。
フジの巨木。
<龍飛崎> 青森県外ヶ浜町三厩龍浜 2008年 6月 8日撮影
■。
龍飛崎では、風車の実証研究のため、東北電力が1992年に設置した「竜飛ウィンドパーク」の風車の解体作業が行われていた。
研究目的を達成し老朽化して解体される風車は11基で3375キロワット。
東北電力が新たに設置し、外ヶ浜町と第三セクターに譲渡される予定の風車は、2基で3350キロワットの出力だ。
技術の進歩を実感させられる。

スカシユリやニッコウキスゲなどの花には早かった。
☆写真をクリックすると大きな写真が見られます☆
解体が進む「竜飛ウィンドパーク」の風車。
観光客で賑わう龍飛崎燈台。
スカシユリ。
エゾニュウ。カノコソウ。
<森林鉄道トンネル跡・七ッ滝> 青森県中泊町旧小泊村 2008年 6月 8日撮影
日本海に流れ落ちる七ッ滝の中段に石垣が水平に施されている。
昭和42年まで使われていた森林鉄道軌道跡だ。
上がって見ると、滝の流れを橋で跨いだと思われ、左右岸の地山にはトンネルが穿かれている。
☆写真をクリックすると大きな写真が見られます☆
左岸地山。石垣の軌道跡と隧道跡。
右岸地山の隧道跡。石垣は左岸の軌道跡。
<鋳釜崎> 青森県今別町 鋳釜崎 2008年 7月 13日撮影
鋳釜崎には東屋と展望所が設置されている。
展望所から見る海岸崖は、角礫が溶岩・火山灰に取り込まれて出来た黒い角礫凝灰岩のトゲトゲした姿だ。
☆写真をクリックすると大きな写真が見られます☆
東屋と海岸展望所。
トゲトゲして黒々とした角礫凝灰岩の海岸。
磯遊びをする人がいた。
<スカシユリ・高野崎> 青森県今別町 高野崎 2008年 7月 13日撮影
先月8日に続いて高野崎を歩いた。
岩の隙間に根を下ろしたスカシユリが花開いていた。
☆写真をクリックすると大きな写真が見られます☆
海岸段丘の上で。吹き上げる風に激しくゆれていた。
スカシユリ。ノハナショウブ。
スカシユリは岩の隙間に根を下ろしている。
<龍飛埼灯台> 青森県外ヶ浜町三厩 龍飛崎 2008年 7月 13日撮影
龍飛埼灯台が公開されていた。
灯台の内部はシンプルなものだった。

灯台の初点の日付を記した「銘板」に記載された「龍飛●灯台」(●は土・立・可の「さき」)を見て、改めて「たっぴざき」の表記について考えた。
じつは、青森県に来た2年前から「たっぴ」に関わる漢字表記について、定まらない思いをさせられている。
目に付く道路標識でも「龍飛」と「竜飛」が用いられている。
「竜」が当用漢字で選ばれた字体であるのに対し、「龍」はいわゆる旧字とされたが、地名など固有名詞では書き換えを要さないこととされた。
住所表示では、崎のある地域は「外ヶ浜町字三厩龍浜」、国土地理院の地形図では「龍飛崎」と記されている。
今回、灯台一般公開の看板の表記が「龍飛埼灯台」となっていた。

このページでの「たっぴざき」という名称の漢字表記
 ・海に突き出した地形に由来する地名を表すときは「・大・可」の「崎」を使って「龍飛崎」と表記
 ・龍飛崎に設置された灯台の固有名詞を表すときは「・大・可」の「埼」を使って「龍飛埼灯台」と表記
 ・なお、初めて点灯された日付の銘板に記された「・可」の「さき」という文字は銘板でのみ見られる。

余談であるが、
 ・「崎」は常用漢字として当用漢字に追加された95字に含まれている。
 ・「龍」は旧字とされているが、「竜」のほうが古く甲骨文字で用いられているそうだ。
☆写真をクリックすると大きな写真が見られます☆
一般公開中の龍飛埼灯台。
灯火とレンズを支える台座全体で3トンあるそうだ。
灯台入口。
初めて点灯された日付の銘板に記された「土・立・可」の「さき」という文字は他では見られない。
普段は見られないアングル。
自衛隊の通信施設越しに微かに北海道が見えている。
<ニッコウキスゲ・龍飛崎> 青森県外ヶ浜町三厩 龍飛崎 2008年 7月 13日撮影
龍飛崎では岩肌の急崖に息づくニッコウキスゲが見られる。
広い平坦な湿原を覆いつくす黄色い絨毯とは違った景観となっている。
強い風にしばたたかれる花を見ていると、虫による受粉などできないのではないかと思ってしまう。
☆写真をクリックすると大きな写真が見られます☆
龍飛崎の海岸遊歩道の急な斜面にニッコウキスゲが群生している。
海岸から見上げる岩の崖にニッコウキスゲの黄色い花が顔を出している。
岩の崖の合間を黄色い花が埋める。
強い風が吹き付ける海岸の急崖。
ちょうど盛りのニッコウキスゲ。
遊歩道と波打ち際以外は歩けない。
<あじさいロード> 青森県外ヶ浜町三厩 2008年 8月 4日撮影
津軽半島最北端の龍飛へ通じる国道339号に並行する道がある。
青函トンネルを掘削した日本鉄道建設公団が、工事用車両の専用道路として建設した道路で、当時「公団道路」と呼ばれていたそうだ。
現在は県道281号、「あじさいロード」と呼ばれている。
JR東日本津軽線三厩駅から龍飛崎まで約13kmの道路沿いをあじさいが咲き連なっている。
龍飛崎周辺のあじさいは、やはり青函トンネルの工事関係者が植えたものだそうだ。
☆写真をクリックすると大きな写真が見られます☆
龍飛崎近くで国道339号に接続する。
延々と咲くあじさい。
学童が歩いていた。
2m近い高さがある。
<漁り火> 青森県外ヶ浜町三厩 2008年 8月 4日撮影
今年もイカが津軽海峡に入ってきたようだ。
龍飛崎で日本海の落日を眺めていて、振り返ると、津軽海峡の三厩湾に漁り火が灯っていた。
急いであじさいロードを三厩駅に向かいながら漁り火を眺めた。
☆写真をクリックすると大きな写真が見られます☆
暗くなる直前の津軽海峡に漁り火が灯りはじめた。遠景は北海道松前半島の山並み。
鐇泊(まさかりとまり)集落付近。
上宇鉄付近。
鐇泊付近と義経寺付近。
<龍飛の入り日> 青森県外ヶ浜町三厩 2008年 8月 4日撮影
爽やかな風が吹く龍飛崎で落日を眺めた。

水平線に消え入る太陽を最後まで見届けることができた。

日没前、小泊方面から龍飛岬を回って津軽海峡に急ぐ漁船が日本海を北上していた。
☆写真をクリックすると大きな写真が見られます☆
少し雲がたなびく。
津軽海峡へ急ぐ漁船。
太陽が切れて水平線が判明する。
ジュ、ジュジュー。
消えます!消えます!!
<荒馬まつり> 青森県今別町大川平 2008年 8月 7日撮影
青森ねぶた祭りが開催されている間(8/2-8/7)に津軽半島北辺の今別町では楽しい祭りが行われている。

サナブリの神事に由来する祭りを”楽しい”と言っては語弊があるが、勇壮な踊りの割りには見ていてほのぼのした雰囲気があるのである。
馬を演じる小道具が可愛らしく、女性の口取り役に手綱を曳かれて踊る荒馬の姿に愛嬌がある。
そして、なんと言っても馬役と口取り役の男女がペアになって呼吸を合わせて踊る様子がなんとも嬉しい。

そんな雰囲気に惹かれてだろうか、この祭りの踊り手たちは県外から泊まり込みでやってくる大学生たちなのだ。
今年は大分、京都、愛知の大学生ら70人が今別町の文化会館などで寝起きしているそうだ。 →番外写真

この日は昼過ぎから大川平集落の小さな小路を一つひとつ丹念に訪れて鉦の音を合図に舞っていました。
家の門々に出て舞いを楽しむ人以外は数名のカメラ好きの人たちが歩いているだけの地域限定の行事でした。

荒馬まつりは毎年8月4日から7日までの4日間行われています。
今別町では「荒馬」を「あらま」と呼ぶ。
☆写真をクリックすると大きな写真が見られます☆
大川平文化会館前からスタート。
手綱に曳かれる荒馬たち。
太刀振り、荒馬、囃子、扇ネプタと続く。
鐘の合図で太刀振りたちが踊る。
勇壮な荒馬と可憐な口取りの踊り。
口取りは手綱を荒馬に投げ渡す。
口取りと荒馬は楽しそうに歩いていく。
長閑に進む荒馬まつり。
集落の狭い道にあふれる熱気。
軽やかに跳ねる。
手綱がうねる。
呼吸のあった踊り。
手綱は語る・・・・
2時間以上踊り続けても衰えない若人の踊り。
囃子方。
大川平荒馬保存会。
<けんどでデゲデゲ音楽祭:参回目!> 青森県外ヶ浜町平舘 道の駅「Oh!だいば」 2008年 8月 23日撮影
「けんどでデゲデゲ音楽祭:参回目!」なるグループサウンズのエレキの響きが本州最北の地で開催された。
本州最北のド田舎での野外ライブイベントは、やませ(東風)が吹きすさぶ最悪のコンディションの中、道の駅「Oh!だいば」で実施された。
昼の12時に始まった演奏は、雨が降り始めた夜の9時30分までに19組が力一杯出演していった。
「けんデゲ 参!」オフィシャルブログから抜粋
 「けんどでデゲデゲ音楽祭」略称「けんデゲ」「けんデゲ」とは・・・・・
 「けんど」→津軽弁で「外」「街道」を意味する。「県道」から訛ったといわれている。
 「デゲデゲ」→いわずとしれたエレキギターの擬音。
 県最大と自負しているわけは・・・
 @県内で活動しているミュージシャンのメジャーへの足がかりとして開催されている。
 Aプロ・アマを問わずに出演できる。
 B行政主体のイベントではなく、民間主体のイベントである。なので、補助金や助成金の類は一切ナシ。
 C地域の活性化に貢献している。
 現在、スポンサーも粛々と募集中
 ★本州最北端のド田舎で最後の夏休みを楽しもう!★
☆写真をクリックすると大きな写真が見られます☆
「Slow Life Band」。
「放課後メルヘン」。「KSG」。
司会進行役。「ヤマグチ・マジック・オーケストラ」。・・・・・。
ヤマセにもめげず。
蓬徳さざ波太鼓衆。
蓬田村の保育園児。
夜の8時を過ぎると辺りは真っ暗闇。
「ハニーボイスクラブ」の歌声に聴き入る。雨が降り出し、舞台のそばにテントを移動。
「Beef Or Chicken?」、最後のバンド。
予定の9時を過ぎ、唯一のアンコールで「初めてのチュー」を最後まで残った者全員で熱唱。
最後の最後だー!
<花・鋳釜崎> 青森県今別町 鋳釜崎 2008年 8月 23日撮影
ヤマセが吹き付ける上磯(津軽半島の陸奥湾〜津軽海峡岸の地域を指す)をドライブして鋳釜崎まで来た。
ヤマセの寒さと強風は如何ばかりかと断崖に立ってみたが、意外なほど穏やかな風と海面の様子だった。
ふと足元を見ると、やや盛りを過ぎてはいるが可憐な花が咲いていた。
厳しい環境で思いがけなく見かける野草の花には魅力がある。
☆写真をクリックすると大きな写真が見られます☆
ツリガネニンジン。シロハナツリガネニンジン。
トウゲブキ。センニンソウ。
エゾノコギリソウ。エゾノシシウド。
<季節外れの荒波・上磯> 青森県外ヶ浜町平舘 2008年 8月 23日撮影
国道280号は津軽半島の東側の海岸線を走って青森と今別を繋いでいる。
陸奥湾を吹き渡ってくるヤマセ(東風)が起こした波浪が岩磯に激突していた。
この日の蟹田における風の状況は、平均風速9.7m/s、最大風速13m/sということだった。
☆写真をクリックすると大きな写真が見られます☆
岩磯が適度な消波効果を持っているようだ。
シャッター速度、1/250と1/8。
<漁り火・津軽海峡> 青森県今別町 津軽海峡 2008年 9月 2日撮影
夏から秋にかけ、イカの群れが、青森県の沿岸を日本海から津軽海峡に入り太平洋に抜けていく。
イカの群れを追ってイカ釣りの漁り火が移動する。
イカの群れはそろそろ下北半島沿岸に達していると聞いたが、津軽半島北辺の高野崎と鋳釜崎に行ってみた。
高野崎灯台の直ぐ近くで操業する漁り火で高野崎が照らされていた。
下北半島の方角にも遠く漁り火らしき灯りが認められた。
☆写真をクリックすると大きな写真が見られます☆
★どの写真もレベル補正をしたので画像粒子が荒れています★
高野崎灯台と明るさを競うような漁り火。
光源が目に入らなければ星空が広がる。高野崎灯台にて。
ススキの穂が揺れる。高野崎灯台にて。
砂ヶ森から奥平部付近の海岸から津軽海峡の漁り火を見る。
鋳釜崎から津軽海峡三厩湾を見る。
鋳釜崎と高野崎から東(下北半島方面)を見た。
高野崎から袰月海岸を見る。
高野崎から下北半島方面を遠く望む。(元画は真っ暗なのでレベル補正して画像は荒れています。)
<海峡を行く高速フェリー> 青森県外ヶ浜町平舘、今別町奥平部 2008年 9月 27日、28日撮影
26日、27日にかけて津軽地方のリンゴやブドウを雹(ひょう)が襲ったが、津軽半島北辺でも断続的に氷あられが降っていた。
断続的に流れる雲の下は、意外なことに空気が澄み、下北の縫道石山や仏ヶ浦の地形が見て取れた。
津軽海峡と陸奥湾をつなぐ平舘海峡を、高速フェリーのナッチャンReraが雲の隙間の日射しを浴びて北上してきた。
2007年9月1日に青函航路に就航した高速フェリーのナッチャンReraは、本年11月1日に運行を休止することになった。
☆写真をクリックすると大きな写真が見られます☆
暗く沈んだ景色の中、高速フェリーのナッチャンReraの白い船体だけが日射しを浴びて輝いていた。 27日撮影。
津軽半島から下北半島の縫道石山や仏ヶ浦が見えた。 28日撮影。
<漁村風景> 青森県今別町、外ヶ浜町 2008年 9月 27日、28日撮影
国道280号は津軽半島の東海岸を走り抜けて青森市と今別町を結ぶ。
しかし、青森市から今別町を経由して龍飛岬に行く場合、外ヶ浜町の蟹田で280号を離れ山間を走るルートを行く場合が多い。
そのため、外ヶ浜町平舘や今別町東部の大泊、袰月、砂ヶ森、奥平部を貫く国道280号は静かなドライブを楽しめる。
☆写真をクリックすると大きな写真が見られます☆
今別町東部の漁村。
外ヶ浜町平舘石崎の漁村。
海岸に沿って走る国道280号。
漁村の家屋。
岩屋観音。
<波濤・高野崎、鋳釜崎> 青森県今別町 2008年 9月 27日撮影
雨に混じって雹や氷あられが降る天候であったが、切れ切れの雲間から日射しもあって波濤が白く輝いていた。
海上保安庁が管理する龍飛崎灯台の気象データで風速を見ると、26日は31m/s、27日は22m/sが記録されている。
☆写真をクリックすると大きな写真が見られます☆
高野崎の渚橋と潮騒橋。
普段は岩盤のステージになっているが、完全に水没している。
鋳釜崎から高野崎方向を見る。風は強いが日差しが明るかった。
高野崎から見た鋳釜崎は大きく波がはい上がっていた。
鋳釜崎の岩場を洗う荒波。 →穏やかな時の様子
岩場で砕けた波頭が風で吹き上げられていた。
三厩湾を吹き渡ってくる西風で吹き上げられる波濤。
黒い岩場で泡立つ波。
鋳釜崎。
鋳釜崎に吹き寄せる波濤。
<強風の観光客・龍飛崎> 青森県外ヶ浜町龍飛崎 2008年 9月 27日撮影
時折雨粒が落ちてくる天候にもかかわらず、観光客の皆さんは駐車場から岬の展望所まで繰り出していった。
「良い思い出になるね〜!」などと話しながら、皆さん愉快そうに風に煽られていました。
この日の龍飛灯台における平均風速は22m/s(14:55海上保安庁から聴取)だった。ちなみに、26日19:25には31m/sを記録したそうだ。
☆写真をクリックすると大きな写真が見られます☆
強風に向かって写真撮影。
観光バスでやって来た皆さん。
日本海側に身を乗り出すと強風で耳が変になる。
ちぎれ雲が強い風に飛ばされていく。
<イチョウの巨木> 青森県深浦町、鰺ヶ沢町 2008年 11月 16日 23日撮影
青森には大きなイチョウが息づいている。
しかし、全葉黄色になっているタイミングに出会うことは難しい。
☆写真をクリックすると大きな写真が見られます☆
折曽のイチョウ。左23日、右16日。
大きな枝振り。
北金ヶ沢のイチョウ。日本一の幹回り、約26m。
気根が垂れ下がり「垂乳根」となる。
夫婦イチョウ、深浦町大字岩坂。
雪の降った山里の雪に落葉していた。
鰺ヶ沢町の町中を走ると海からの風に身体をなびかせるような樹形が見られる。
<流れる雲> 青森県鰺ヶ沢町 2008年 11月 23日撮影
強い風に煽られながら、激しく変化する雲と陽光が織りなすスペクタクルを味わった。
☆写真をクリックすると大きな写真が見られます☆
離岸堤に波が砕ける。
JR五能線が走り去った。
岩木山が浮かび上がった。
傾いた陽が東の雲を照らして不思議な光景を作った。
海洋工事機械は巨大だ。
<小泊岬遠望> 青森県中泊町 2009年 1月 25日撮影
津軽の冬景色では小泊岬(権現崎)に目がいってしまう。
海に突き出した姿は鰺ヶ沢からもよく見える。
私には宮崎駿監督「風の谷のナウシカ」に出てくる虫「オーム」の姿が連想されて仕方がない。
☆写真をクリックすると大きな写真が見られます☆
呑龍岳展望台から小泊岬(権現崎)と十三湖を遠望。
国道339号の海岸から小泊岬(権現崎)を見る。
ライオン岩が見える場所にスピンクス像。
− 前のページへはブラウザの「戻る」ボタンで戻ってください −
− 青森県写真集 −