■青森県写真集■
青森県津軽半島の 『竜飛岬 』 の写真を集めたページです。
2006年、2007年、2008年の3年間に撮影しました。
   <津軽半島> 青森県東津軽郡外ヶ浜町 龍飛崎 2006年 4月 9日撮影
昨日に続き、津軽半島龍飛崎までドライブしました。
天気予報で「晴れ」と出ていたので、朝からいそいそと出かけていきました。
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龍飛崎灯台のある山の下には太宰治の碑がありました。津軽海峡を挟んで渡島半島の山並みが見えていました。
太宰の碑の前の駐車スペースに車を置き、崎まわりを歩いてみました。
崎の上に龍飛崎灯台がありました。小山のてっぺんなので、尻屋崎灯台のように高い楼ではありませんでした。灯台の頂部は真っ白に塗られてキレイでした。
崎の先には、通信レーダーらしきものが物々しく据えられていました。津軽海峡を渡る鳥を観察している人が4人、大きな望遠レンズを構えていました。今は、ノスリや白鳥が渡っていくそうです。
<竜飛崎> 青森県外ヶ浜町 2007年 3月 21日撮影
猛禽類のワシ、タカの渡りが見られるかもしれないというので、竜飛崎に行ってきた。
渡りは見られなかったが、竜飛にすれば風穏やかで、春を感じてきた。
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鳥の渡りのルートには鳥好きが居る。
対岸は意外に近く見える。
海の恵み。
フキノトウ。義経寺。
<竜泊ライン> 青森県中泊町 2007年 4月 28日撮影
天気がよいので、いつの間にか津軽半島を北上して竜飛まで来てしまった。
竜飛と小泊をつなぐ竜泊ラインは春の気配が一杯であった。
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道路の至る所から海を遠望できる。
落葉樹の芽吹きが始まっている。
海と山が一体。
カマツカ。ミヤマキケマン。
<階段国道、花> 青森県外ヶ浜町三厩龍浜 2007年 7月 16日撮影
青森でもアジサイが咲く頃になったので龍飛崎の階段国道に行ってみた。
龍飛崎ではニッコウキスゲやたくさんの花が咲き乱れていた。
気象条件の厳しい限界地である海岸の岬では、高山と同様に美しい花の植物が生育していた。
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階段国道で登る竜飛崎。
民家の間を行く階段国道。
  
階段国道の沿道にはアジサイが多い。
キクニガナの青い花。階段村道。
竜飛崎灯台のまわりは花がいっぱい。
左の日本海から右の津軽海峡への潮流が海の中に早瀬を作っている。
アマニュウ。ニッコウキスゲ。
龍飛崎の断崖。
斜面にニッコウキスゲ。
ニッコウキスゲ。カキツバタ。
ミヤコグサ。
キリンソウ。エゾオグルマ。
ハマフウロ。エゾオグルマとハマエンドウ。
エゾノコギリソウ。
ハマエンドウ。アマニュウ。
ハマボッス。キバナカワラマツバ。
タチギボウシ(トノコタチギボウシ)。
スカシユリ。
<青函トンネル体験坑道> 青森県外ヶ浜町龍飛 2007年 7月 16日撮影
龍飛には青函トンネル記念館と世界最長の海底トンネル内体験坑道がある。
体験坑道は海面下140mの地底にあり、青函トンネル龍飛斜坑線のケーブルカーで地上と繋がっている。
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地上駅と地底駅。
斜坑から水平坑道へ。
坑道内に当時の様子を再現。
地上にオブジェとして置かれた坑道移動用車輌。
<夕日、夜景、漁り火> 青森県外ヶ浜町三厩龍浜 2007年 7月 16日撮影
台風4号の影響か、強風が続き空が美しいので、日没まで龍飛にとどまった。
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龍飛崎から夕日を見る。
北海道渡島半島松前の沖合に沈んで行った。
水平線の少し上で消えていく太陽。
太陽が沈んだ後の空は深く美しい。
階段国道の夜景。
<奥谷旅館> 青森県外ヶ浜町三厩龍浜 2007年 7月 30日撮影
太宰治の小説「津軽」に登場する竜飛崎の海岸に立つ「奥谷旅館」を見に行った。
昭和15年の宿泊人名簿には、実際に太宰治と中村貞次郎の二人が宿泊した記録がある。
外ヶ浜町では、1999年に廃業し2005年に外ヶ浜町に寄贈された旧「奥谷旅館」を地域振興に役立てる計画だ。
竜飛崎の小高いところに立派な展望台があった。
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奥谷旅館玄関。太宰が酒を飲んだ部屋。
奥谷旅館の2階客室。
奥谷旅館。
展望台。
展望台からの眺め。
竜飛崎からの眺め。
階段国道339号。
<龍飛の春> 青森県外ヶ浜町 2008年 5月 3日撮影
太宰治が小説「津軽」で龍飛を訪れた時に宿泊した「奥谷旅館」が「龍飛岬観光案内所」に衣替えしていた。
龍飛岬の海に面した斜面では黄色いキジムシロの花が咲いていた。
原生林の間を縫う竜泊ラインでも新緑が萌えていた。
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龍飛の奥谷旅館は「龍飛岬観光案内所」として装いを変えていた。
岬の海は春の陽に輝いていた。
キジムシロ。
オオバミミナグサ。
竜泊ラインの新緑。
竜泊ラインの新緑。
竜泊ラインの原生林。
<龍飛崎> 青森県外ヶ浜町三厩龍浜 2008年 6月 8日撮影
■。
龍飛崎では、風車の実証研究のため、東北電力が1992年に設置した「竜飛ウィンドパーク」の風車の解体作業が行われていた。
研究目的を達成し老朽化して解体される風車は11基で3375キロワット。
東北電力が新たに設置し、外ヶ浜町と第三セクターに譲渡される予定の風車は、2基で3350キロワットの出力だ。
技術の進歩を実感させられる。

スカシユリやニッコウキスゲなどの花には早かった。
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解体が進む「竜飛ウィンドパーク」の風車。
観光客で賑わう龍飛崎燈台。
スカシユリ。
エゾニュウ。カノコソウ。
<龍飛埼灯台> 青森県外ヶ浜町三厩 龍飛崎 2008年 7月 13日撮影
龍飛埼灯台が公開されていた。
灯台の内部はシンプルなものだった。

灯台の初点の日付を記した「銘板」に記載された「龍飛●灯台」(●は土・立・可の「さき」)を見て、改めて「たっぴざき」の表記について考えた。
じつは、青森県に来た2年前から「たっぴ」に関わる漢字表記について、定まらない思いをさせられている。
目に付く道路標識でも「龍飛」と「竜飛」が用いられている。
「竜」が当用漢字で選ばれた字体であるのに対し、「龍」はいわゆる旧字とされたが、地名など固有名詞では書き換えを要さないこととされた。
住所表示では、崎のある地域は「外ヶ浜町字三厩龍浜」、国土地理院の地形図では「龍飛崎」と記されている。
今回、灯台一般公開の看板の表記が「龍飛埼灯台」となっていた。

このページでの「たっぴざき」という名称の漢字表記
 ・海に突き出した地形に由来する地名を表すときは「・大・可」の「崎」を使って「龍飛崎」と表記
 ・龍飛崎に設置された灯台の固有名詞を表すときは「・大・可」の「埼」を使って「龍飛埼灯台」と表記
 ・なお、初めて点灯された日付の銘板に記された「・可」の「さき」という文字は銘板でのみ見られる。

余談であるが、
 ・「崎」は常用漢字として当用漢字に追加された95字に含まれている。
 ・「龍」は旧字とされているが、「竜」のほうが古く甲骨文字で用いられているそうだ。
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一般公開中の龍飛埼灯台。
灯火とレンズを支える台座全体で3トンあるそうだ。
灯台入口。
初めて点灯された日付の銘板に記された「土・立・可」の「さき」という文字は他では見られない。
普段は見られないアングル。
自衛隊の通信施設越しに微かに北海道が見えている。
<ニッコウキスゲ・龍飛崎> 青森県外ヶ浜町三厩 龍飛崎 2008年 7月 13日撮影
龍飛崎では岩肌の急崖に息づくニッコウキスゲが見られる。
広い平坦な湿原を覆いつくす黄色い絨毯とは違った景観となっている。
強い風にしばたたかれる花を見ていると、虫による受粉などできないのではないかと思ってしまう。
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龍飛崎の海岸遊歩道の急な斜面にニッコウキスゲが群生している。
海岸から見上げる岩の崖にニッコウキスゲの黄色い花が顔を出している。
岩の崖の合間を黄色い花が埋める。
強い風が吹き付ける海岸の急崖。
ちょうど盛りのニッコウキスゲ。
遊歩道と波打ち際以外は歩けない。
<龍飛の入り日> 青森県外ヶ浜町三厩 2008年 8月 4日撮影
爽やかな風が吹く龍飛崎で落日を眺めた。

水平線に消え入る太陽を最後まで見届けることができた。

日没前、小泊方面から龍飛岬を回って津軽海峡に急ぐ漁船が日本海を北上していた。
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少し雲がたなびく。
津軽海峡へ急ぐ漁船。
太陽が切れて水平線が判明する。
ジュ、ジュジュー。
消えます!消えます!!
<強風の観光客・龍飛崎> 青森県外ヶ浜町龍飛崎 2008年 9月 27日撮影
時折雨粒が落ちてくる天候にもかかわらず、観光客の皆さんは駐車場から岬の展望所まで繰り出していった。
「良い思い出になるね〜!」などと話しながら、皆さん愉快そうに風に煽られていました。
この日の龍飛灯台における平均風速は22m/s(14:55海上保安庁から聴取)だった。ちなみに、26日19:25には31m/sを記録したそうだ。
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強風に向かって写真撮影。
観光バスでやって来た皆さん。
日本海側に身を乗り出すと強風で耳が変になる。
ちぎれ雲が強い風に飛ばされていく。
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