■青森県写真集■
青森県の 『下北半島 』 の写真を集めたページです。
2006年、2007年、2008年の3年間に撮影しました。
   <下北半島>青森県東通村 尻屋崎 2006年 4月 8日撮影
まだ春には少し早い下北半島尻屋崎までドライブしました。
観光パンフレットに、尻屋崎のある東通村の道路沿いで水芭蕉が見られるとあったので、それを目当てに足をのばしてみました。
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尻屋崎灯台に行く道には遮断機が設置されていました。
遠目に見て、冬季は閉鎖されているものと思ってしまいましたが、自動車が前まで行くと感応式で自動で開きました。
雪が舞う中、馬が草を食んでいました。寒立馬(カンダチメ)と呼ばれる馬たちのようです。
15分間くらい見ていましたが、ほとんど顔を上げませんでした。ずっと、この姿勢でした。
道路を走っているだけでは見つからないと諦め、原子力PR施設に入ったところ、エデュトープに水芭蕉が咲いていました。
傘をさしながら撮ったのであまり綺麗には撮れませんでした。
昨秋の落ち葉が雪の重みでペシャンコになっている地面から顔を出すフキノトウは本当によく目立ちます。
<菜の花> 青森県横浜町 2006年 5月21日撮影
横浜町では日本一の菜の花として強力にアピールしています。菜の花フェスティバルというイベントをしていました。
直射日光が射し込んだ菜の花畑は輝くような黄色を放ち、菜の花畑が燃えているようでした。
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風力発電の前面に広がる菜の花フェスタ会場には迷路が作られていました。
ヘリコプターによる遊覧飛行も営業していました。
農作業に勤しみながらも我々に対して、農家の人たちは心遣いをしてくれていました。
黄色い菜の花は青い空が似合います。
   <田名部まつり> 青森県むつ市 2006年 8月19日撮影
■「田名部まつり」を見るため、むつ市に行ってきました。
■残念ながら霧雨の中で、19日は巡行はないということでした。

■“田名部まつり”は 下北半島むつ市の田名部神社の例大祭で、毎年8月18日〜20日に開催されています。
■5台の山車が市内に繰り出され、お囃子と山車の飾り付けは京都祇園祭の流れを汲むとされ、日中は「静」、夜は提灯を灯して「動」の対照を見せる。
■江戸時代に信濃国から東北、蝦夷地を旅した菅江真澄が記した旅日記の寛政5年(1793)の頁に記録されている。
■”田名部まつり”に合わせて盆踊り「おしまこ流し踊り」が開催されます。
翩翻と幟がひるがえる田名部神社の境内には屋台。子供達も祭り装束です。
先山:稲荷山(いなりやま) 横迎町 豪川(ごうせん)組 御神体は稲荷神、白狐一対。
後山:香爐峯(こうろほう) 新町 新盛(しんせい)組 御神体は清少納言。
山車の飾りは優雅で雅。
二番山:猩々山(しょうじょうやま) 小川町 義勇(ぎゆう)組 御神体は猩猩神。
三番山:大黒山(だいこくやま) 柳町 共進(きょうしん)組 御神体は大黒天。
商店街を獅子舞が歩いていました。
お店を回ってご祝儀を戴き、御祓いをして回っているようでした。
<拾いコンブ> 青森県六ヶ所村泊 2006年 9月30日撮影
ハマギクを探して下北半島の海岸に行ってみました。
海岸の岩場に白い花の姿がありました。
ハマギクだと思い写真を撮り、帰って調べたところ、コハマギクでした。

波に洗われる岩場の海岸ではコンブを拾う人の姿がありました。
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海岸の堤防に拾いコンブがズラリ。
ゴツゴツの岩場に白い波。
切れて漂うコンブを思い思いの道具で引き寄せていました。
コンブが集まってくる岩の割れ目。
結構な波が来ます。
岩の割れ目の奥で汐が吹き上がってコンブも投げ出されます。
おばあちゃんも頑張ってます。。
<風車> 青森県下北半島 2006年 9月30日撮影
下北半島の野辺地町、六ヶ所村、東通村には最近ニョキニョキと風力発電用風車が生えてきています。

野辺地町の西の端あたりの海岸から横浜町の方角を見ると風車が林立しているのが分かります。今年の12月の運転開始を目指して急ピッチに建設が進められているようです。→
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六ヶ所村風力発電所。放牧地の中に立っているような感じです。
岩屋ウィンドファーム。尻屋崎の南の標高400mの桑畑山に向かって立ち並んでいました。
岩屋ウィンドファーム。低い雲が次から次にやってくるので見晴らせませんでした。
岩屋ウィンドファーム。まさかりの上辺のカーブを描く海岸線。
<むつ市夜景> 青森県むつ市釜臥山 2006年 9月30日撮影
釜臥山から見るむつ市の夜景が美しい、というので3回目の挑戦にしてようやく夜景に出会いました。
前の2回の訪問では雲の中でした。この日も雲が垂れ込めていたのですが、夕方になって晴れてきたので、急きょ頂上に向かいました。
自衛隊の管理地となっている山頂の一つに一般開放された展望台があります。
管理人さんが一人、1階にいましたが、3階屋上には誰も来ませんでした。
どうでしょうか、アゲハチョウの姿に見えるでしょうか?
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太陽が沈んでから30分から50分経過。主要道路で灯りが強くなってきましたが、空はまだ薄明るい。
日没後1時間が経ちました。空はどんどん暗くなっていきます。
空の青さが消えていくのとは反対に、上空の雲に市街地の灯りが反射している様子が目立ってきました。
<波濤> 青森県下北半島 2006年 10月 8日撮影
10月6日から8日にかけて、青森県は台風二つを呑み込んだ秋雨前線上の低気圧の影響で暴風雨となりました。
青森県の太平洋側の地域は、雨風と波浪によって大きな被害を受けました。強い波によって防波堤が壊れたりしました。
六ヶ所村泊漁港。港の出入り口の沖に積まれた消波ブロックが波に呑まれていました。突堤を越えて港内に入ってきた波が泡立っていました。
泡立つ海水をうねりが持ち上げていきます。陸から海に向かって強い風が吹いていました。
東通村白糠漁港物見崎の灯台と尻屋崎の灯台。大きなうねりが押し寄せています。
尻屋崎。ウミネコが強い風を悠然と受けて遊飛しているようでした。
うねりは海岸に近づいて波濤になります。
砕ける波頭は風に煽られて白いヴェールになります。
ウミネコは波に突入していました。エサが獲れるのでしょうか。
自然の中にある大波は美しい。
尻屋崎灯台。コハマギクが咲いていました。
<海鮮食材> 青森県むつ市川内町、大間町 2006年 10月21日、22日撮影
秋は食欲の秋。下北の海の恵みを堪能しました。
21日は川内町の陸奥湾の恵み、22日は大間町の「超マグロ祭り」をのぞいてきました。
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陸奥湾といえば、ホタテとナマコ。赤貝も美味かった。
小ぶりの赤貝は味が凝縮して美味しい!ナマコがどんぶりに一杯!
大間といえば、マグロの一本釣り。マグロのぼりが泳いでます。
マグロの解体ショーと即売に並ぶ列。
海鮮バーベキュー。イカの塩辛をホタテ貝殻でワカメと一緒に焼き混ぜてました。
マグロの血合いにイカ、タコ、サザエ。
寒そうなコンサート。若い外国人が多かったかな。
<縫道石山> 青森県佐井村 下北半島 2006年 10月22日撮影
下北半島のマサカリの刃に当たる部分に縫道石山がある。
川内湖のほうから行くと特異な岩体が周囲から隔絶されてニョキッと突っ立っている。

火道と呼ばれるマグマが上昇する時に通った経路が突っ立って露出している状態の岩山で、「火山岩頚(volcanic neck)」とも呼ぶようだ。
標高は626mで、さほど高くはないが、北方系の植物が自生しているらしい。
特に、地衣類の「オオウラヒダイワタケ」は氷河時代の植物で「生きた化石」と言われている。
ミネヤナギ、ミヤマザクラ、ホザキナナカマド、コメツヅジ、ミヤマダイコンソウ、イワキンバイなどの群落は特殊植物群落として国の天然記念物に指定されている。
佐井村福浦から流石川沿いの林道を行くと、縫道石山の岩体に紅葉が美しい。
登山道からはなかなか全体が見えない。
縫道石山の頂上にて。
頂上の様子。オオウラヒダイワタケがあった。
頂上直下の登り道はヒバが生えていた。
ヒバの枝ぶりは個性的だ。
登り道はなかなか眺望がきかない。
隣の大作山の紅葉。
岩山に近づくにつれて倒木が多くなる。
すそ野には立派なブナの林がありました。
ブナの巨木たち。
<朝> 青森県横浜町、むつ市 2006年 11月 3日撮影
3連休初日、下北半島の佐井村に向かって家を出た。
平内町野辺地町の海沿いを暗いうちに通過したところ、横浜町辺りで東の空が白み始めた。
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横浜町で国道からはずれて農地の広がるところで、刻々と変わる空を眺めていた。振り返ると釜臥山に朝日が当たり始めた。
国道に戻って走り始めたら、朝靄とススキ原に斜光が射し、一瞬輝いた。
田名部川河口から見た釜臥山。
むつ市大湊は海上自衛隊の基地。早朝の、自衛官の出勤時間帯はピシッとした制服姿が目に付く。
この日の陸奥湾は非常に穏やかだった。
<渓谷> 青森県むつ市川内川渓谷 2006年 11月 3日撮影
陽が射し始めたころ、川内川渓谷に到着。
ほとんど落葉して明るい林に、カエデ類が所々色を添えていた。
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川内川渓谷には小さな橋が架けられ、渓谷を上から見ることができる。
あじさい橋、下戸ヶ淵橋、それぞれ下流側を見る。
渓谷に微かに彩りが。
一際艶やかなカエデ発見。
あすなろ橋を右岸側に渡り、張出歩道を経て広葉樹の原生林を散策。
落ち葉。
<下北内陸> 青森県佐井村野平 2006年 11月 3日撮影
川内川上流の野平から仏ヶ浦向かった。
縫道石山を遠望し、針葉樹と落葉樹の混交林では、カエデとツタが一段と艶やかだった。
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かわうち湖。
縫道石山遠望。
色づく一隅。
アンジュレーション。
孤高の楓。
宙に蔦。
<下北の営み> 青森県むつ市脇野沢、佐井村、大間町、風間浦村 2006年 11月 3日、4日撮影
下北半島のまさかりの刃の下辺、脇野沢で人々の営みの一端を見た。
翌日、佐井村から大間町を訪れ本州最北の地を確認した。
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九艘泊。
鯛島。午後から天気は下り坂。
薪。
サル柵。
朝の本州最北端の地。
ツルアラメを駆除していた。
テーマパークか?
<仏ヶ浦> 青森県佐井村 2006年 11月 3日撮影
仏ヶ浦に着く頃、今にも降り出しそうな空模様の中、急ぎ海岸に降りていった。
「神わざ鬼の手づくり仏宇陀 人の世ならぬ処なりけり」と大町桂月が詠んだ景勝地。仏宇陀(ほとけうた)は仏ヶ浦の旧称。
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国道338号線の駐車場から仏ヶ浦まで急な下り道。
海岸に降りる直前は張り出し桟橋。
波打ち際に独特の表情がある。
平舘海峡の対岸の津軽半島に光芒。
粘土細工かと思うような造形。
ようやく人が画角に入った。
背景の紅葉の山とは対照的な奇岩。雨が降り始めた。
国道から仏ヶ浦を見下ろす展望所。
<光> 青森県佐井村、大間町、風間浦村 2006年 11月 3日撮影
夕刻、平舘海峡に面した国道338号線を走っていると、雲間から陽が射して海面を照らした。
次々に変化する光芒を見ていると、いつの間にか多くのシャッターを切っていた。
漁り火を見るため大間に向かったが、漁り火が遠かった。
風間浦村まで足を伸ばして、一列に並んだ漁り火を見つけた。
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津軽半島外ヶ浜町の丸屋形岳や袴越岳のシルエットが魅力的。
海面を照らす光はとどまらないが、なぜか、岸を照らすことはなかった。
大間崎では北海道の町の灯が見える。
風間浦村の津軽海峡では岸の近くに漁り火が並んでいた。
<恐山宇曽利山湖> 青森県むつ市 2006年 11月 4日撮影
恐山の霊場は11月からは閉山されていた。
霊場入り口の社務所や土産物屋は雪囲いされ、ひっそり冬を待っているようだった。
にもかかわらず、マイクロバスやタクシー、マイカーが次々に駐車場に乗り入れてきていた。
宇曽利山湖は一種独特の雰囲気を持っていた。
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宇曽利山湖岸の草はコントラストの強い色彩。
川が湖に流れ込む所に独特の造形があった。
湖岸の草の間には乾燥した地衣類(イオウゴケ)が密生していた。
恐山霊場入り口は雪囲いの冬支度がされていた。
宇曽利山湖が流れ出すところは水の色が美しい。
流れ出す川に架けられた太鼓橋のたもとには「三途川」と記されていた。
湖岸の至る所で湯が沸き出していた。
風呂に引き込む掛樋の支柱木は濃い茶色。湧き出し口を覆うチャツボミコケ。
<ハクチョウ> 青森県 2006年 11月 18日撮影
ハクチョウが来ていると聞いたので、六ヶ所村の尾鮫沼と平内町の小湊に見に行った。
ハクチョウの鳴き声は遠くからでもそれと判る特徴のある声だった。
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尾鮫沼の公園では白鳥の餌を売っていた。
ひときわ、鳴き交わすカップル(?)がいた。
小湊ではたくさんの人が餌をやっていた。
くつろぐ白鳥たち。
白羽根。
<JR大湊線> 青森県横浜町 2007年 1月 6日撮影
横浜町の海岸線をJR大湊線が走る区間がある。
陸奥湾に面した海岸砂丘地はやや茫漠たる景観を呈する。
9:12大湊駅発、10:01野辺地駅着、快速「しもきた」。
9:25青森駅発、10:56大湊駅着、快速「しもきた」。
10:20八戸駅発、11:57大湊駅着、快速「ふるさと下北」。
11:06大湊駅発、12:46青森駅着、快速「しもきた」。
12:04大湊駅発、13:44八戸駅着、快速「ふるさと下北」。
本州最北の鉄道の終着駅。
<アニマルトラッキング> 青森県むつ市脇野沢 2007年 1月 21日撮影
脇野沢ユースホステルの管理人の磯山氏の案内でアニマルトラッキングをしてきました。
トレッキングではなくトラッキング。
雪の上に残された動物の足跡を辿ったり、足跡の様子から動物が何を考えながらここを通ったのかを想像する遊び?でした。
むつ市観光協会の人が、下北半島の冬の観光を考え企画したと説明していました。
脇野沢のシンボル鯛島を間近に見る牛ノ首岬。ここから岩木山が見えていた。
リスの足跡。
ヤマドリの足跡。
ヤマドリの足跡。
親子のカモシカの足跡。
芽を捕食した痕。
ネズミの足跡。行き交う足跡。
ホッピングする鳥の足跡。泊まった脇野沢ユースホステル。
<オオワシ> 青森県下北半島 2007年2月25日撮影
下北半島のオオワシを探しに行ってきました。
川内川沿いで、オオワシの姿を見ることが出来ました。また、遙かに旋回するオジロワシの姿を見かけましたが、撮れませんでした。
カンジキを履いて雪の上で遊んできました。
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いつも留まっているという木にオオワシは居ました。
足跡。
尻セード。
カンジキ。
<恐山、宇曾利山湖畔路> 青森県むつ市 2007年 7月 21日撮影
恐山の宇曾利山湖を一周する小径があるというので行ってみた。
ヒバ、ブナ、ミズナラ、サワグルミ、トチノキなどが生い茂る林内を歩き、湖面からはやや離れたコースとなっていた。
湖を時計回りに歩いて恐山の極楽浜に至った。
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エゾアジサイが咲く小径。
多くの湿地帯には大きなミズバショウの葉が茂っていた。
楚々としたエゾアジサイの花が単調な林床を彩る。
やや広い林道沿い。ウツボグサやノハナショウブが咲いていた。
極楽浜の手前の湿地帯にルリイトトンボが群舞していた。
湿地帯の赤い色はモウセンゴケ。
宇曾利山湖畔に出て極楽浜に至る。
<恐山> 青森県むつ市 2007年 7月 21日撮影
毎年7月20日から24日は恐山大祭だ。
大祭と言うからには、相当な人出を予想していたが、霊場に似つかわしくないような混雑はなかった。
友人がイタコの口寄せをしてもらうというので傍で聞かせてもらった。 →イタコの口寄せ
正式なお寺の名称は恐山菩提寺、ご本尊は延命地蔵菩薩、本坊は曹洞宗円通寺。
三大霊山:高野山、比叡山、恐山。
三大霊場:白山、立山、恐山。
三大霊地:立山、川原毛、恐山
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法要のため本堂に向かうお坊さんたち。
山門から総門を振り返る。水子供養御本尊。
慈覚大師堂。
宇曾利山湖の極楽浜。
極楽浜。
<恐山イタコ> 青森県むつ市 2007年 7月 21日撮影
下北半島の日本三大霊場の一つ、恐山の夏の大祭に行ってきた。
10のイタコ小屋が並び、口寄せの順番を待つ人の列が終日そこにあった。
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イタコ小屋の前の列。
イタコの口寄せ。
霊場の一角。
<恐山温泉> 青森県 2007年 7月 21日撮影
恐山の境内には四つの湯屋がある。
湯の湧くところに上屋を造ったという風情で、山門から地蔵堂に向かう参道の両側にさりげなく三棟が在る。
もう一つは少し離れたところにあるが、参詣の皆さんはほとんど足を向けないようだった。
どの湯屋の床も爽やかに清められた木造で足触りが良く、湯船は良い按配の湯の華のぬるみを持っていた。
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湯屋が三棟写っています。左から、古滝の湯(女湯)、冷抜の湯(男湯)、薬師の湯(男湯)。
冷抜の湯。
薬師の湯。
花染の湯。混浴でした。
花染の湯。女性の入浴者はいませんでしたが、女性が覗きに来ました。
<恐山・上山式> 青森県むつ市恐山 2007年 7月 22日撮影
山主である円通寺の住職や信者らが江戸時代の衣装で行列する上山式が行われた。
霊場の手前にある三途の川に架かる太鼓橋を渡って行列が始まる。
拍子木を持った前ぶれとお坊さんに続き御詠歌、清め箒、お坊さん、お侍、駕籠、従者と続くようだ。
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三途の川の太鼓橋を渡って来る行列。
恐山総門前を行く行列。六大地蔵がお出迎え。
総門に向かう御輿。山主は総門で下乗。
山門をくぐり地蔵堂に向かう行列。
地蔵堂に向かう行列。
山門。地蔵堂でのお祈りは数分で終了した。
総門。
宇曾利山湖と大尽山。
<尻屋崎> 青森県東通村 2007年 9月 24日撮影
秋の日だまりの尻屋崎に行ってきた。
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尻屋崎で寒立馬がお出迎え。
尻屋崎灯台。
尻屋崎を東側に回り込むと虚空に岩山が現れる。桑畑山が太平洋に落ち込むクキドウノ崎。
野牛川河口から風車が林立する桑畑山を見る。
寒立馬。
コハマギク(小浜菊)。
ユウガギク(柚香菊)。
ハマニガナ(浜苦菜)。カワラナデシコ(河原撫子)。
<紅葉・薬研渓谷> 青森県むつ市大畑 2007年 10月 28日撮影
薬研渓谷はカエデの紅葉の真っ最中。
「かっぱの湯」「夫婦かっぱの湯」の写真を撮りたかったが、湯浴み客が居たので諦めた。
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低い薄雲が朝陽と共に晴れようとする頃、渓谷に着いた。大きなカエデの紅葉に迎えられた。
奥薬研「夫婦かっぱの湯」は大畑川に流れ落ちている。
車道のすぐ脇にある竜神の湯。内風呂が露出してしまったかのような湯船に驚く。
日差しに艶やかさが際立つカエデ。
橋から見下ろす大畑川。
乙女橋。
薬研渓谷。
<仏ヶ浦> 青森県佐井村 2007年 10月 28日撮影
自然の岩の造形に仏の姿を見出すことができるというので仏ヶ浦と呼ばれる。
「神のわざ 鬼の手つくり仏宇陀 人の世ならぬ処なりけり」と詠み、大町桂月は仏宇陀(仏ヶ浦)を紹介した。
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国道338号線に仏ヶ浦駐車帯(標高約150m)があり、北から仏ヶ浦を見下ろすことができる。
遊歩道で散策できる。
風化しやすい凝灰岩は柔らかいクリームの造形のようだ。
深みからせり上がるように波が這う。
トップヘビーな造形が目に付く。
<能舞> 青森県東通村 2007年 11月 24日撮影
青森市にある青森県観光物産館アスパムで「2007青森県まるごと市町村まつりinアスパム」が開催され、各地の地場産品の紹介とともに、郷土芸能が披露されていた。
郷土芸能には県内19団体が参加し、「能舞」は東通村郷土芸能保存連合会鹿橋青年会によって「鐘巻(かねまき)」が演じられた。

「能舞」は、和歌山県の熊野権現が発祥の地と言われ、14世紀に基本形式が完成し、山伏や修験者によって日本各地に伝えられたが、現在では東北と北陸で伝承されるのみとなっている。
東通村の「能舞」は、15世紀に修験者が目名不動院を建立して以来受け継がれ、現在でも多くの集落で舞われている。平成元年には国の重要無形民俗文化財に指定された。
正月2日から各集落では、権現様(獅子頭)の歯打ちによって悪魔退散と五穀豊穣を祈祷する門打ちが各家を回り、夜は集会所で能舞が演じられる。

能舞は、式舞(儀礼舞)、武士舞、修験舞、道化舞、権現舞に分類できる。式舞では、鳥舞・かご舞・翁・三番叟の4演目が舞われる。武士舞では、東北人が好む武人に関わる演目が多く、源氏に関するもの(信夫・屋島・鈴木・鞍馬・巴・渡辺)や曽我兄弟に題材を求めたものが演じられる。修験舞では、神通力や法力など修験者の能力を誇示する鐘巻が演じられる。道化舞は、笑いを提供する10の演目が伝承されている。能舞演目の最後を飾るのが権現舞で、悪魔退散・五穀豊穣・火難水難からの守護を祈祷する。
鐘巻(かねまき)
能舞の代表演目で、鬼神になった娘を、修験者が祈祷によって救い出すという、修験者の法力を誇示する内容であり、修験能としての仕立てになっている。元ネタは紀州の道成寺縁起と見られ、能では「道成寺」、歌舞伎では「京鹿子娘道成寺」として完成している。
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面をつけない舞。
仏教に深く帰依した庄屋の一人娘。
笛、太鼓、手平鉦。詞章を唱えるうたかけ。
神通力を持った修験者。腹の底からの唸り声が会場に轟いて観衆を圧倒する。
発狂した娘が鬼女となる。
神通力で鬼女を元の娘に返そうとする修験者。
<寒立馬とニッコウキスゲ・尻屋崎> 青森県東通村 尻屋崎 2008年 7月 2日撮影
初夏の空気の中でくつろぐ寒立馬を見てきた。

大きな体の寒立馬が黙々と草を食む。
ニッコウキスゲが咲く湿地には長い草もあるが、灯台の周りの短い草を食っている。
草刈り機で刈ったように短い草を、さらに丹念に噛み切っているようだ。
傍に立つと「ハム ハム ハム ムシャ!」という感じのリズミカルな音が聞こえる。
観光客が馬たちの間に入っていっても素知らぬ様子で草を食み、やおら寝っ転がって微睡む。
厳しい冬を過ごす寒立馬は、初夏の心地よさを誰よりも知っているようだ。
今年生まれた仔馬たちは、母親にまとわりついて幸せな時間を過ごしているようだ。
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灯台の周りで短い草を食む。
大人も子どもも寝そべって微睡む。
子馬は乳を飲み眠るのが仕事。
母親に寄り添って甘える。
子ども同士。
やはり母に甘える。
草の中で微睡む。
長い草は冷たく気持ちが良い。
ニッコウキスゲの咲く草地にて。
ハクサンシャジンとスカシユリ。
スカシユリ。
海岸の岩場近くのニッコウキスゲ。
崎の湿地のニッコウキスゲ。
ノハナショウブ。ウツボグサ。
ハマフウロ。アサツキ。
ハマボッス。
尻屋崎の海岸。
尻屋崎の内陸部に松林があった。ツルアジサイ。ベニバナイチヤクソウ。
ウメガサソウ。ジガバチソウ。
灯台食堂からの眺め。
<晩秋点描・横浜町> 青森県横浜町 2008年 11月 2日撮影
曇りがちで冷たい雨がパラつく中で点描した。
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放牧場と風力発電施設。
冷たい海浜のテトラポッド。JR大湊線。
<薬研渓谷遊歩道> 青森県むつ市 2008年 11月 2日撮影
カッパの湯のある辺りは紅葉も盛りを過ぎようとしていた。
大畑ヒバ施業実験林の中に森林鉄道の軌道跡を利用した遊歩道があった。
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カッパの湯と夫婦カッパの湯。
森林鉄道軌道跡を歩く遊歩道。
大畑ヒバ施業実験林。
乙女橋付近の左岸側。
大滝付近。
大滝。この対岸の岩の中を森林鉄道トンネルがくり抜かれている。
<下北の鉄道遺構> 青森県風間浦村下風呂温泉、むつ市大畑 2008年 11月 2日撮影
下風呂温泉街に建設途上で未完の大間鉄道の遺構を見た。
大畑で下北交通大畑線の廃線跡を見た。
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急傾斜地の通路。
大間鉄道の建設遺構。
廃線となった下北交通大畑線。薬研渓谷を形成している大畑川が海に注ぐところに大畑がある。
<下北の灯り> 青森県むつ市 2008年 11月 2日撮影
釜臥山から見るむつ市の夜景はアゲハチョウとして有名である。
釜臥山からはむつ市街地陸奥湾と津軽海峡側大畑が近接して見えた。
むつ市から大間を結ぶ国道279号からは函館など北海道の灯りがよく見えた。
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釜臥山から見える大畑とむつ市の夜景。大畑の沖に漁り火が並んでいる。
むつ市と大畑の漁り火はこんなに近い。
下北半島の北辺を津軽海峡に沿って走る国道279号から見る漁り火。
下北半島の北辺を津軽海峡に沿って走る国道279号から見る漁り火。
桑畑温泉。
<川内川渓谷> 青森県むつ市 2008年 11月 3日撮影
川内川渓谷の紅葉が見頃だった。
時折雨がパラつくが一瞬の陽光も差すややこしい天候であった。
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川内川渓谷遊歩道では赤系統の紅葉が多く混じる。
落ち葉が散り敷く遊歩道。
張り出し歩道。
鶺鴒橋(セキレイ橋)から。
大滝。
森の中に八ツ橋が現れた。
 ■青森県写真集■
<仏ヶ浦・佐井村> 青森県佐井村 2008年 11月 3日撮影
仏ヶ浦に着いた時、雲間からの強い陽射しに激しい白波が輝いていた。
今まで2回訪れた仏ヶ浦だが、今までになく大きなうねりが打ち寄せていた。
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国道338号の駐車場から仏ヶ浦に降りていく。
陽射しのコントラストが強い日だった。
福浦崎。
如来の首が佇む。
長靴を履いて徘徊する。
足元に寄せる波に驚く。
<願掛岩・佐井村> 青森県佐井村 2008年 11月 3日撮影
強い風で激しく流れる雲間から木漏れ日が時折射してくる天候だった。
江戸時代の紀行家菅江真澄は、1792年、この岩を巡る村人たちの風習を記録している。
今まで2回撮ってみたが現場で感じるような迫力を表現できなかった。
今回、RAW画像データをHDRi手法で処理することによって、現場で受けた印象に近い写真を得た。
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国道338号を北上して行くと大きな岩に出会う。
傍に立つとすごい迫力だ。
<ハクチョウ北帰行・休憩中?> 青森県横浜町 2009年 2月 15日撮影
下北半島の横浜町を走っていると、緑の畑にハクチョウがいた。
ハクチョウたちは、秋まきの小麦が芽吹いた緑の間にうっすらと雪が散り敷いた畑で何かをついばんでいた。
雪解けが進んでいたが、この日から大雪になった。
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私の姿を認めていそいそと遠ざかっていくハクチョウたち。
くつろいで何かをついばんでいるハクチョウたち。
春じたくの畑に雪が散り敷く。
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